『第5回AKB48選抜総選挙』の投票速報で8位となったSKE48の柴田阿弥が、Google+でファンへの感謝と心境を綴っている。彼女は驚きと感動で「見た瞬間涙が溢れてきて、過呼吸になりました…震えが止まりません」という状況になったようだ。投票速報のニュースが流れると、「テレビで柴田阿弥ちゃんの名前が…」と躍進を感慨深く思うファンもいる一方で、「誰?」という声も少なくない。そんな柴田阿弥だが、今回の速報を受けて「ここまできたら…高い順位で名前を呼ばれたい!」と日産スタジアムで行われる開票イベントへ向けて気合いを入れなおしている。
2010年のSKE48第4期生オーディションに合格した柴田阿弥は、その年に新設されたチームEのメンバーとなる。憧れの正規メンバーに昇格したのも束の間、高校から「このままでは卒業できない」と指導され活動を休止した時期もあった。だが、そんな努力もあって今では現役女子大生である。
握手会では「神対応だ」と人気がある彼女は、「チャームポイントは大きな瞳、みなさんを目からビームでドキドキさせちゃいます」のキャッチフレーズどおりにキラキラ輝く大きな目が印象的だ。今回の速報によって、これまで柴田阿弥を知らなかった者が写真を確認することでさらに注目度が増すことだろう。
5月22日に速報が発表されると、彼女は『柴田阿弥 Google+』で「えっ…速報8位って本当ですか。本当に本当に本当にありがとうございます」とファンへの感謝を記している。
「今日まで辛いことも多かったけど、一生懸命やってきて本当によかったと思いました」と感慨に浸る柴田阿弥だが、「でもまだ油断できません」と、その照準は6月8日に開票イベントが行われる日産スタジアムに絞られているのだ。「ここまできたら、できるだけ高い順位で名前を呼ばれたい!」、「みなさんの愛を無駄にしたくない!」と素直に気持ちを明かすと、「貪欲でごめんなさい」とつけ加えた。
また、別の投稿ではシャワーを浴びたら水が出てきてしまい、「その冷たさで夢じゃないことを実感しました」と改めて速報8位を喜びながらも、「でも浮かれていられない! 切り替えよう! 上を目指さねば!!」と翌日の公演もストイックに徹することを誓うのだった。
昨年のAKB選抜総選挙では、速報や最終結果でも64位以内に彼女の名前は無かった。今回の速報を受けて、ツイッターでも「大波乱だよね。SKEの柴田阿弥ちゃんが圏外から8位だし!」と話題となっているのもそのためだ。それだけに、柴田阿弥もファンがくれたチャンスを無駄にしないように、気持ちは日産スタジアムのステージに向いているのだろう。
「テレビでみる柴田阿弥の文字は嬉しいよ」、「Eメンからは阿弥ちゃんしかいない!」、「柴田阿弥ちゃんが8位まであがるとは素晴らしい」、「握手会で握手した自分を褒めたい気分です」とファンも彼女の躍進を喜んでいるが、中には「組織票による柴田阿弥の躍進…」と読むつぶやきもあった。
確かに、限定したファンからの大口票が速報に反映している可能性はあるだろう。だが、露出が増えたことで柴田阿弥にとって有利になったことは確かだ。これから投票最終日の6月7日15時までは、まさに勝負の2週間といえそうである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)