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writer : maki

【エンタがビタミン♪】“ロボ女”SKE48菅なな子の父。“グレートマジンガー”で世界大会に優勝していた。

SKE48の“なんなん”こと菅なな子は、小学生4年生で二足歩行ロボット“ななロボ”を組み立てたほどの工学系アイドルだ。“なんなん”の父親は京都大学工学部出身で大手自動車会社のロボット開発に携わっており、その影響で彼女もロボット好きに育ったことが分かる。だが、それだけではなかったのだ。テレビ番組『ZIP!』で「SKE48の“ロボ女”」として菅なな子が紹介された中で、父・菅敬介さんの勇ましい姿が映し出された。

菅なな子は研究生時代から“ロボット研究生”と呼ばれるほどロボット好きで知られた。昨年はシングル「キスだって左利き」の表題曲選抜メンバーに選ばれ、チームSに昇格した彼女はテレビ番組への露出も増えて、自作のロボット“ななロボ”を何度も披露している。無線機の故障やバッテリー切れで“ななロボ”が動かなくなるトラブルもあったが、逆にそれがウケて人気者となった。

今年の5月21日の情報番組『ZIP!』では、“チューモーク!”のコーナーで「ロボ女 菅なな子」に注目。SKE48で活躍しながらロボット好きな、異色アイドルとして紹介された。

小学4年生ですでに二足歩行ロボットを組み立てたという彼女は、「学校から帰ったら組み立てるという感じで、1か月くらいでできました」と当時を振り返る。しかもその時にロボットの体を作っただけでなく、パソコンを使ってのプログラミングまで自分でやったというから驚きだ。

彼女の父親が大手自動車会社のロボット開発を担当しているとはいえ、小学生でロボットのハードとソフトを作ることは並大抵ではない。だがその父親のもう1つの経歴によって、彼女が“ロボ女”となった要因が分かったのだ。

番組では、2005年に日本テレビで放送された『ワールド☆レコーズ』の“世界最強トーナメント ロボットバトル”の一部が紹介された。並み居る強豪を破った末に、決勝で角田信朗の北斗神拳伝承ロボ“ケンシロウ”に“グレートマジンガー”で挑んで優勝したのが、菅敬介さんである。

この時の菅なな子は8歳だ。自作の二足歩行ロボットで数々のロボットを破って頂点に立った父親の雄姿を見て、すでに彼女の中にはロボット製作へ向けて夢が膨らんでいたことだろう。“ななロボ”が完成するおよそ2年前の出来事だ。

今ではその“ななロボ”もバージョンアップしており、楽曲「キスだって左利き」のダンスを踊ることもできるのだ。また、『ZIP!』ではAKB48選抜総選挙への意気込みを表すために、彼女の得意な剣道の“エア素振り”を“ななロボ”に伝授している。

菅なな子はその“ロボ女”ぶりが評価されて、「ロボコンマガジン」(2013年5月号)の表紙を飾るまでになった。いずれは父親に負けないロボットを組み立てて、アイドル界だけでなく世界が注目する“ロボ女”を目指して欲しいものである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)