4月20日は“ハッピー・フォー・トウェンティ”とも呼ばれ、マリファナ愛好家らが一斉にそれを吸って祝う「マリファナ記念日」である。全米各地でマリファナの合法化を求める煙モクモクの集会や、マリファナパーティが開かれていた。ハリウッドセレブの間でも、その考え方は実に様々であるようだ。
マリファナ三昧の日々に、スヌープ・ドッグ(レゲエに転向したことをきっかけにスヌープ・ライオンと改名)やリル・ウェインといったアーティストたちはヘロヘロの頭でステージに立っていると言われている。実は若手にもその愛好家は増えており、ジャスティン・ビーバー(19)、リアーナ(25)、マイリー・サイラス(20)などがマリファナへの傾倒を示して物議を醸している。
特にマイリーはTwitterで「マリファナよりアルコールの方がよほど有害」とつぶやいており、彼女が420をハッピーに祝ったひとりであることは間違いなさそう。しかし堂々としているのは彼女ばかりではない。他のセレブもSNS、トーク番組、あるいはステージでマリファナの使用を認めるコメントを放ってきたのだ。これを機に少しまとめてみたい。
■ジェニファー・アニストン(44)
「たまにマリファナを吸うわ。特に悪いことじゃないんじゃない? 何事も度を越さず、適度に楽しむ気持ちが大事ね。常用者になるつもりはないわ。」
■レディー・ガガ(27)
「いまだに曲を書くときには大量に吸ってしまう。クリーンです、なんて善人ぶるつもりはないわ。」
■キルスティン・ダンスト(30)
「アルコールを適度の量と心がけている代わりに、大麻を楽しむようになったわ。アメリカ人が抱いている大麻についての印象を覆すような話をひとつ。私の親友の父親はとんでもない量のマリファナ煙草を吸っているけれど、天才的な頭脳を持った天文学者よ。」
■ミーガン・フォックス(26)
「自分自身、どれほどバカなことをやってきたかもう数えきれないほどよ。これもそのひとつかもね。私はマリファナ煙草を吸っていると堂々と話せるわ。なんとクレイジーなと思っている人には“そんなことはない”と教えてあげたい。早く合法化されるといいのに。」
ただし、「大変なスモーカーだけれど慎重にしなければと思っている」と語るのは、異色モデルの婚約者アンバー・ローズが第1子を出産したばかりのラッパー、ウィズ・カリファ(Wiz Khalifa=25)であった。
「ベビーの前でマリファナを吸ってハイになるなんて、俺は絶対にしないつもり。マリファナに限らず煙草を吸うという行為自体がまず良くないしね。うちの子もいずれはそういうものを覚えるんだろうけれど、子供のうちはダメ。大人になって初めて正しく吸えるんだってことを知る必要がある。」
また、過去のマリファナ使用を悔いている女優もいた。それはクリステン・スチュワート(23)。人気誌『Vanity Fair』とのインタビューで、「Kristen Stewart marijuanaで検索してみればわかるわ。元のボーイフレンドと犬と一緒に玄関ポーチの階段に座って、マリファナをパイプで吸う私の写真に出会うはずよ。あの時の私は18歳になったばかり。愚かなことを平気で繰り返す痩せっぽっちのヴァレー・ガールだったわ」と自嘲してみせた。
ドラッグというのは多幸感や覚醒効果ばかりではなく、運動能力や反射神経の低下と幻覚などをもたらす。服用中に車のハンドルを握るなどもってのほかで、そのために「DUI(Driving Under Influence=アルコールや薬物の影響下で運転すること)」という厳しい道路交通法が存在するのである。車社会のアメリカで人々はこのことを忘れてはなるまい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)