エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】我が子が整形を望んだら? 「できれば変えて欲しくない」。千秋が親の意見を代弁。

我が子から「顔を整形したい」と言われ、すんなり賛成する親は少ないだろう。ネット上の悩み相談のコーナーなどには、「親が整形を許してくれない」、「どうやって(親を)説得するのか」という質問が少なくないのだ。親が頑なに子供の整形に反対するのはそれなりの理由がある。自らも一児の母であるタレントの千秋が、親としての思いを語った。

4月1日放送の『私の何がイケないの?』“整形&ビューティー危険な女たち 2時間スペシャル”(TBS系)では、美容整形の中で最もリスクが高い“骨(こつ)切り整形”をうけた女性に密着。子供の頃から「顔が大きい」といじめられ、大人になっても暴言を浴びせ続けられたという彼女。“小顔になる”と謳う様々な美容器具を試し、エステにも通ってみた。しかし残念ながら、どれも彼女には効果が見られなかったという。

顔のエラの骨を削り取り、頬の内側にある脂肪の塊を除去するという大手術は成功した。念願の小顔を手に入れた彼女は、さらに目と鼻の整形も希望した。最初は「普通になりたいだけ」と“骨切り整形”をうけたのだが、美容整形に抵抗が無くなると今度は「“かわいい”と言われたい」と思い始めたというのだ。

だが希望通り目を二重に鼻を高く整形した彼女は術後、精神的に不安定になる。変わってしまった自分の顔に馴染むことができず、“怖い”と思うようになったと語る。そして「整形はもうやりません」とスタジオでキッパリと宣言した。

娘の母親として、“整形をどう思うか?”と問われたタレントの千秋。「私は娘がどんな顔でも、その顔が好きで育ててきた」と言葉を選びながら答え始める。そして「できれば変えて欲しくない」と、親としての本音を口にした。産まれた時から無条件に愛し、育ててきた我が子の顔が変わってしまうのは、親としてやはり「寂しい」と千秋は語った。

スタジオに“骨切り整形”をうけた彼女の父親から、メッセージが届いていた。「あなたの強い要望で整形を最終的に許可しましたが、本心は絶対にやって欲しくなかった」と、今でも娘の整形手術を無かったことにしたいという親としての苦しい胸のうちが明かされた。その理由は自分たちの知っている娘が、“他人になってしまう”と感じたからだそうだ。整形をうけた娘に向けて「表面だけが変わるのではなく、知識や教養、人としての優しさを身につけて欲しい」という父親の願いを、彼女は心に刻んでこれからの人生を歩んでいって欲しいものだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)