エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「新しい歴史つくりたい」。SKE48“終身名誉研究生”を決断した松村香織が涙で宣言。

4月13日に発表されたSKE48の「組閣」で過去に無い“終身名誉研究生”に任命された松村香織が、Google+で詳細を語った。終始涙顔でいきさつを報告した彼女だが、気持ちは前向きで涙の理由も悲しみによるものでは無いと説明している。研究生のポジションではできないことに挑戦して道を切り開くと宣言した松村は、選抜総選挙での躍進も視野に入れているようだ。

『SKE48 春コン2013「変わらないこと。ずっと仲間なこと」』初日公演で、チーム再編成「組閣」がサプライズ発表された。チームSのリーダーに中西優香が任命されており、チームSだった松井玲奈がチームEに、須田亜香里や北原里英がチームKIIに異動するなど大きな動きがあったが、中でも注目されたのが研究生の松村香織が“終身名誉研究生”と発表されたことだろう。彼女はその称号を与えられたことで、正規メンバーとなることはなくなったのだ。『松村香織 Google+』では、14日の深夜2時前に今回のいきさつや心境を語っている。

「私の意志で決めたことです」と松村は伝えているが、状況としては2日ほど前に芝智也SKE48劇場支配人から話があり、総合プロデューサーの秋元康からも伝言があったという。それを受けて「いろいろ話して大人の方と決めた結果」最終的には松村が自分で決断したという流れだ。

“終身名誉研究生”という提案が研究生として悩んでいたことに希望をもたらしたことが、松村が決断した理由といえそうだ。彼女はこのままずっと研究生として過ごすかもしれない状況で“終身名誉研究生”というポジションにつくことは、その壁を破るチャンスととらえたようだ。

「具体的にはうまく言えないですけど、研究生じゃできないこともこれからもっとしていきたいし、逆にこの立場をいかして結果を出していきたい。新しい歴史をつくりたい」といたって前向きだ。今年の選抜総選挙にもSKE48から一番に立候補した彼女は、「選抜の16人に入ったらとてもおもしろいことになるのかな」と期待する。あり得ないことも起きる可能性が出てきたのだ。

それでも今回の決断にいたるまでには、希望と共に不安も襲ってきた。彼女が「私が昇格することを応援してくださったファンの方がいるのもわかっていたので、すごく悩みました」、「握手会で『昇格してね』と言われた方の顔が浮かんできて、申し訳ない気持ちもあった」と声を詰まらせる場面もあった。

『松村香織 Google+』で、彼女は目を腫らし涙声で今回の件を語ったが、それについては悲しみによるものではないという。「(メンバーが)すごく寂しいって泣いてくれたので、うれしくて泣いてしまいました」と説明しており、「自分で決めたことなのでステージでは涙を流していません」と言い切っている。

松村と交流のあるHKT48の指原莉乃は『指原莉乃 Google+』で、「まつむら、おめでとう! そしてがんばれ!! 私はあなたが少し好きです」とエールを送っている。松村も「さしはらさん。ありがとうございます!」、「松村やってやりますぞー、革命おこします」と先輩の気持ちにこたえた。

“終身名誉研究生”として、今後はSKE48の研究生ばかりか48グループの研究生を引っ張って行きたいとやる気満々の松村香織である。これまでも独特なキャラクターで人気のあった彼女だけに、新たなポジジョンを得たことで予想外の活躍をしてくれそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)