ティーンにして、そして独身にして出産した母に育てられたジャスティン・ビーバー(19)は、かなり貧しい子供時代を過ごしたという。そんなジャスティンの父方の祖父ジョージ・ビーバーさんは、孫が世界的な大スターになった今もなお、ボロボロの家で極貧の暮らしをしているそうだ。
世界的な成功をつかむも、極貧にあえぐ家族に悩まされるセレブは少なくはない。かのビッグスター、マドンナの兄にいたってはホームレス状態といい、時折メディアの取材に応じてはマドンナとの確執を暴露するしまつだ。そんなマドンナと同様、ジャスティン・ビーバーにも大変貧しい生活を送る家族がいる。
このたびメディアに登場したのは、ジャスティンの父方の祖父ジョージ・ビーバーさん、61歳。現在ジョージさんはカナダで暮らしているが、その家には寝室が2つ。狭く古びたそのキャビンの屋根には、木が倒れてきた際にポッカリと穴が開いてしまったとのこと。その穴を直せずにいるため、屋内には風が吹き込みとても寒い状態だという。
現在のジョージさんは背中を痛め、「2階に上がることすらできない」そうだ。ジョージさん曰く、ジャスティンはジョージさんの状態を百も承知とのこと。そんなジョージさんは英紙『The Sun』に、億万長者となったジャスティンについて以下のように証言している。
「ジャスティンが手にした大金。そんなものは想像もできない。俺たちの暮らしからは、かけ離れてしまったのさ。」
また「ジャスティンに無視されていることが辛い」、「これまで贈ってきたのはテレビだけ」とも言うジョージさんだが、ジョージさんの妻キャシーさん(56)は今も懸命に働きその生活を支えているそうだ。キャシーさんは週40時間、地元の工場で労働に励み、低賃金ながら収入を得ている。だがそんな中にありつつも、最近のジャスティンの奇行・非行についてはメディアの報道を介してジョージさんもよく知っているという。渦中の孫ジャスティンのことを、こう嘆いている。
「孫の最近のふるまいについて聞くと、俺はこう思ってしまう。一体誰が孫の世話をしているんだってね。信じてくれ。孫はかつての愛情深い少年ではなくなってしまったんだ。」
家族思いと言われるジャスティンが、このジョージさんの発言にどれほど傷つくことか。だが困窮して先の見えないジョージさんにとって、孫であるジャスティンの存在だけが唯一の頼みの綱なのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)