『第85回アカデミー賞』が行われる数日前にガラスで足を切ってしまい、式のレッドカーペットには松葉杖姿で登場したクリステン・スチュワート。これについては当の本人であるクリステンも想定外であったと思うが、もうひとり予想外の展開に慌てた人がいる。クリステンのスタイリストである。
「今年の思いがけないことと言えば、クリステンがオスカーで松葉杖を使わなくてはいけなかったことね。式当日の朝は、ケガした足にぴったりのフラットシューズをずっと探し回っていたのよ。」
そう語ったのは女優クリステン・スチュワート(22)の長年のスタイリストで、先月行われた『第85回アカデミー賞』でもスタイリングを務めたタラ・スウェネンさん。先日米雑誌『The Hollywood Reporter』にて“最も影響力のあるスタイリスト25”の3位にも選ばれた有名スタイリストだ。
クリステンといえば、レッドカーペットでもお構いなしにスニーカーを履くことで知られているが、やはり“アカデミー賞”という大きな祭典には不適切である。そのためタラさんは、優雅で繊細な「リーム・アクラ」のドレスの雰囲気を損なわぬよう、またクリステンが歩きやすいようなフラットシューズを探さなくてはならなかったようだ。
そして何とか探しあてたのが「Bloch」というブランドのバレエ・フラットシューズであった。式ではプレゼンターとしてステージに上がった際、松葉杖を使わず足を引きずって現れたクリステン。ここまでプロ根性を見せることができたのも、タラさんをはじめ周りの温かい気遣いがあったからなのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 ピーリング麻里子)