お笑いコンビ、はんにゃの金田哲が、タレントのマネージャーを騙る人物からのメールで「アイドルの相談に乗って欲しい」と有料サイトに誘われ、3000円を振り込んでいた事実が公になった。さらに相方の川島章良まで同じ手口のメール受け取っており、あわやコンビで被害に遭うところだったのだ。こういった詐欺メールは、実は多くの芸能人にも送られていた。
“芸能人詐欺メール”とは、芸能人もしくはそのマネージャーや関係者と騙る者が「相談に乗って欲しい」、「恋人を探している」といった内容のメールを送り有料サイトに誘おうとするものだ。メールはランダムに送信されるためか、同業者である芸能人にも送られているようだ。
ナインティナイン・岡村隆史も似たようなメールを受け取っていたことを、7日深夜放送の『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で明かしている。岡村は「タレントの相談に乗ってほしい」という内容に初めから「おかしい」と思ったようだが、自身も芸能活動を休止していた経験もあるので「ひょっとして」と思ったという。結局、自身のマネージャーに相談し、詐欺と判明。事なきを得たようだ。
伊集院光も2012年9月3日深夜放送の『JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)で、“櫻井翔”を騙った詐欺メールが来たことを話していた。芸能人である伊集院に対して「芸能人からメールがくるなんていう偶然を信じないと思うけど…」という書き出しから始まり、「一般女性との出会いを求めている」という内容なのだ。
また、和田アキ子は2012年12月1日放送の『ゴッドアフタヌーンアッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)で、“翔”という芸能人を騙る人物から「相談に乗って欲しい」とメールが来たことを明かしている。和田はすぐに“哀川翔”を連想し、念のためにマネージャーを通じて真偽を確かめたというが、もちろんこれも“詐欺メール”だ。
これらのメールは一般人にも広く送られている“詐欺メール”である。一般人はタレントを騙るメールが送られてきても、すぐに疑いを持つだろう。だが、芸能人であれば同じ業界や関係者からメールが来ることは不思議ではないはずだ。はんにゃ・金田のように芸能人である方が騙されやすいのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)