俳優の向井理がテレビ『嵐にしやがれ』に出演した際に、好きな女性に「付き合ってください」と告白しない事実を明かした。彼は10年以上もその言葉を言ったことが無いと証言して、嵐の5人を驚かせたのだ。昨今は「好きな人に告白できない男性」が増加しているというが、向井もそのひとりなのだろうか。

『ゲゲゲの女房』や『BECK』などドラマや映画で大活躍の俳優・向井理は、2月7日で31歳となる。2月2日の『嵐にしやがれ』に彼が姿を現すと、思わぬ人気俳優の登場に観覧客も歓声をあげたほどだ。そんな向井と嵐メンバーは同世代なのだが、トークの中で価値観はずいぶん違うことが分かってきた。

記念日を祝うのが苦手と話す向井。“付き合った記念日”はもとより誕生日も気にしないタイプなのだ。その理由を彼は「その日に会えないこともあるわけだし、それよりも日々を大切にしたい。365分の1にこだわらない」と説明した。

さらに「そもそも付き合った日がいつなのか分からない」という向井理に、松本潤が「告白はするの？」と確認した。すると向井は「もう10年以上、“付き合ってください”と言ったことがない」と明かしたのである。これには嵐も驚いた。

向井は中学生の頃までは「好きです。付き合ってください」といった告白をしたが、「大人の今では違う関係性があるので言えない」ということなのだ。それではどういうことで“付き合っている”状態を確認するのか。彼は「“もう付き合っているんだよね？”と会話に出た時」だと答えている。

実は、2011年5月に男性用化粧品ブランドが調査したところ、「好きな人ができてもすぐに告白できない」といったいわゆる“告白できない男”が79％にも上ることが分かっている。その理由は「自分に自信がない」「相手の気持ちが分からない」といったものが多く、「ふられたくない」という答えもあった。

向井理も“告白できない男”に入りそうだが、「大人の今では違う関係性があるので言えない」という理由と、“告白せずとも付き合うことができる”という点で性質が違うようである。ただ、付き合うときに告白が無いのならば別れる時はどうなのか。相葉雅紀が「向井くんはスッといなくなるの？」と想像したように、言葉も無く別れるというのは難しそうだ。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）