エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「偏見捨てて聴くべき」。AKB48・佐藤亜美菜が作詞した“もうこんなじかん”が好評。

楽曲「もうこんなじかん」はAKB48の佐藤亜美菜が作詞を担当し、ミュージシャンの向谷実が作曲した爽快なポップチューンだ。歌うのは倉持明日香、中村麻里子に佐藤亜美菜というAKB48の3人で、ニコニコ生放送の生レコーディング配信には17万6千人が来場した。iTunesのサイトにはAKB48を聴いたことが無いカスタマーから「素晴らしい」といったレビューもあり、高く評価されている。

向谷実は日本を代表するフュージョンバンド「カシオペア」でキーボードを担当する他にも、作曲やアレンジで様々な楽曲に関わっている。2月24日の「ニコニコ生放送」では向谷実がAKB48の3人をボーカルに迎えて、ギター、ベース、ドラムにストリングスを入れた公開レコーディングを配信した。

佐藤亜美菜は27日のブログ『あみなといっしよ。』で、「もうこんなじかん」の歌詞を紹介している。デートの待ち合わせで、彼と会うまでの時の流れと女の子の気持ちを書いたものだ。彼女はレコーディング前にブログで「作詞家あみなの誕生です」と綴っているが、自信を持って“作詞家”を名乗れる作品だろう。

AKB48の楽曲のほとんどは秋元康が書いた作詞と彼が厳選した曲によるものだが、当然ながら向谷実が佐藤亜美菜の作った詞に曲をつけた「もうこんなじかん」は全く別のテイストになっている。知らなければAKB48のメンバーが歌っているとは気づかないだろう。

同曲を配信しているiTunesで見られるカスタマーレビューでは「向谷さんならではのフュージョンサウンドとAKBメンバーの歌が見事にマッチしています」、「佐藤亜美菜さんの歌詞も曲や彼女たちのイメージにぴったりです」との評価があり、何度もリピートして聴いているという。

「AKB48の曲はほとんど聞いたことがありませんでしたが、ブラスやストリングスも加わり重厚で華やかなサウンドに仕上がっています」と一流のミュージシャンによる演奏が素晴らしいという感想もある。さらには「もはやアイドルソングとは言わせない。良質のフュージョンボーカル。全ての偏見を捨てて音に集中するべき」とAKB48の歌も高く評価されている。

配信シングル「もうこんなじかん」(向谷実&佐藤亜美菜・倉持明日香・中村麻里子 from AKB48)は、アイドルの新しい可能性を感じさせる秀作といえそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)