つい先日、スタジオの駐車場で歌手フランク・オーシャン（25）を殴ってしまったというクリス・ブラウン（23）。警察に対するフランクの証言から、その日の様子が徐々に明らかになってきた。

フランク・オーシャン専用の駐車スペースに、自分の愛車を停めていたクリス・ブラウン。それが原因となり乱闘になったというニュースが報じられたが、その日の出来事をフランクは警察にどう証言しているのか。芸能サイト『TMZ』がその報告書を入手している。

報告書によると、やはりフランクは「スタジオの自分専用スペースにクリスが駐車していると指摘した後、顔面をパンチされた」と警察に伝えている。まずはクリスから握手を求めてきたが、フランクはこれを拒否。「自分の駐車スペースに君が車を停めている」とのフランクの指摘にクリスが激高したらしい。その後クリスと一緒にいた男たちが加勢すべく飛びかかり、フランクを駐車場の奥に押しやり蹴ろうとしてきたそうだ。

ちなみに、この騒動の最中に何者かが「このオカマ野郎！」といった暴言を吐くのを耳にしたとフランクは主張している。フランクは昨年「19歳の頃、男性に想いを寄せたことがある」、「あれが初めての真実の愛だった」などと告白して話題になっていたため、それを揶揄すべく何者かが暴言を吐いたということだろう。また騒動は2～3分にわたって続いたこともフランクは警察に明かしているが、この乱闘によりフランクは右手人差し指に切り傷を負い、左のこめかみも負傷。その場での治療は拒否したものの、その後病院に運ばれたという。

結局フランクは、自身のブログで「告訴はしない。刑事責任は問わないよ。難しいことではあるが、許す。それが良識ってもんだ。ピース」などと綴っているが、事態の深刻さを考えれば即刻告訴すべきではなかったかとの声もある。「ピースなどと言っている場合か！」と苛立つファンも多いが、実はフランクも内心「クリスは刑務所送りになればいい」と思っているらしく、警察にそのように伝えたことも報告書には記載されている。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）