歌手フランク・オーシャン(25)とスタジオの駐車場でもめ、思い切りその拳を振り上げ殴りつけたと報じられているクリス・ブラウン(23)。その後フランクが告訴に踏み切るか否かに注目が集まっていたが、フランクは「俺は許す、それが良識ってものだ」として水に流す構えであることを明かしている。
フランク・オーシャンと大喧嘩になり、ついにはパンチをお見舞いしてしまったクリス・ブラウン。騒動の原因については「フランクがリアーナの悪口を言ってクリスの怒りを買った」という怪しいものまで飛び出すしまつ。今は警察の発表した「スタジオの駐車スペースについてもめた」という説が正しいとみるメディアが多いが、当事者2人からの説明が不足しており事実関係については今ひとつハッキリしない。
そんな中、唯一確かなのは、フランクがかなり派手にやられてしまったということ。喧嘩の一部始終を目撃したというフランク側のプロデューサー、 マイケル(Michael Uzowuru)さんは、喧嘩が起きたのは「駐車スペースについてもめたのが原因」と自身のブログで告白。フランク専用の駐車スペースに違う車が駐車してあったためフロントの人間に話をしたところ「クリス・ブラウンの車です」と告げられたといい、その後クリスが男らを伴い出てきたのだそうだ。
「俺の場所に停めてるぜ。(車を)移動しろ。」
フランクのこの発言の後、男のひとりがフランクの同伴者にいきなりパンチを浴びせ、クリスともうひとりの男がフランクに飛びかかったとマイケルさんは説明する。また仲間にフランクを押さえつけさせたクリスがフランクをボコボコに殴ろうとしたり、フランクもそれに応戦しようとしたりして現場は大変な状況に陥ったのだそうだ。
だがフランクは、クリスを告発しないことを決意。『Tumblr』に以下のようにその思いを綴っている。
「子供の頃は、誰かに飛びかかられたら自分の手で殺す、またはバラバラにしてやるって思ってた。だけど俺は殺人犯じゃない。俺はアーティストだし現代人なんだ。」
「俺は健全であることを選択するよ。告訴はしない。刑事責任は問わないよ。難しいことではあるが、許す。それが良識ってもんだ。」
「平凡だけど、平和こそが俺がこの短い人生で求めているもの。ピース。」
今後クリスが何らかの動きに出るつもりかどうかは不明だが、このまま事態が収束する可能性が高そうだ。相変わらず気性の荒さが目立つクリスだが、かつて自分をボコボコに殴ったクリスとヨリを戻したリアーナ(24)は、このたびの騒動をどのような思いで聞いているだろうか。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)