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writer : maki

【エンタがビタミン♪】「疲れた」。亀梨和也がKAT-TUN中丸に弱音を吐いた過酷な映画撮影。

映画『俺俺』で主演するKAT-TUN亀梨和也は、1人で33役を演じるという前代未聞の撮影に挑んだ。映画の決起イベントでも彼は「33役で全シーンに出演した」とCGや吹き替え無しで行ったことを強調していた。KAT-TUNのメンバー中丸雄一は「亀梨はほとんど弱気なところを見せないけど、今回の撮影ではさすがに弱音を吐いていた」と証言している。

星野智幸氏の小説『俺俺』を実写化した同作品では、亀梨和也演じる主人公の俺(永野均)が“オレオレ詐欺”をしたことをきっかけに増殖を始めてしまう。別の俺が彼の前に姿を現し、日ごとに部屋にたむろする人数が増えていく。初めはオリジナルの俺に近いサラリーマンタイプや普通の青年タイプだったが、やがてタトゥーの入ったこわもて風や巨乳女性タイプの俺まで登場するのだ。お互いに気心が知れているだけに「もう他の人とつきあうのは面倒だ」とばかりに盛り上がるうちは良かったが、やがて“俺”同士の削除が始まることになる。

2月21日に行われた“『俺俺』決起イベント”で挨拶した亀梨は、「台本を丸暗記する勢いで臨んだ」、「大変だったことさえ記憶にない」と忙しい撮影現場を表現した。彼がハンモックを購入したと聞いた三木監督は「(精神的に)追い詰められているのか」と心配していたほどだ。

2月24日にテレビ『シューイチ』で同映画について紹介すると、番組レギュラーの中丸雄一はそんな亀梨について、仕事が忙しい時も弱気なところを見せたことが無いと話した。しかし「亀梨が今回の撮影が終わると『疲れた』と言っていたので、相当大変だったようだ」と珍しく弱音を吐いたことを明かしている。

撮影が終わったのも束の間、PR活動の一環として“映画『俺俺』亀梨和也33のミッション「“俺”やります!」宣言!”が発表され、彼は5月25日の公開日までに「俺、毎日33文字“俺”と書きます」、「俺、3月3日に都内某所で“俺俺”旗を持ってダッシュします」などの33個のミッションを実行しなければならない。

映画の役柄だけではなく、PR方法も前代未聞の内容となった。さすがの亀梨和也も再び弱音を吐くときがあるかもしれないが、その時はKAT-TUNメンバーも温かく励ましてほしい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)