女優やモデルとして知られる安藤希が、長女がお喋りする様子をブログで紹介している。3歳の娘は絵本「はらぺこあおむし」がお気に入りで、寝る時もそのあおむしの人形を抱いているという。今では絵本を読んでもらうだけでなく自分で考えたあおむしの話をするのだが、子どもならではの発想でなかなかシュールな物語なのだ。
小学生の頃からモデルとして活動していた安藤希は、テレビ『おはスタ』の“おはガール”として広く知られることとなった。モデルだけでなく女優や歌手としても活躍するが、2008年に結婚して2009年4月に長女を出産。昨年12月には次女も誕生し、2児の母親である。
彼女が2月26日にブログ『Nozomi’s blog』で、やがて4歳となる長女とのひとときを綴っている。世界中に愛される絵本「はらぺこあおむし」がお気に入りの長女は、寝る前の絵本タイムではだいたいそれを選ぶそうだ。CDや人形も購入しており、たまにそのあおむしの人形と眠る長女を見て「あおむしを抱っこしながら寝るって…大丈夫かしら」と母親として心配になるという。
その長女がある時、あおむしについて話した内容が紹介されている。「マミーしってた? あおむしっておばけなのよ~! だって、きもちわるいあしがいっぱいあるでしょう!」と長女は口にしたそうだが、そこまで気持ち悪いのに抱いて寝るのが子どもの不思議なところだ。さらに「きっとおばけのおとうさんは、はねもはえてるんじゃない?」という。あおむしのおとうさんは蝶なので羽はあるが、そういう話でもなさそうだ。
長女は「こどもに、ごはんはこばなくちゃいけないもんね! おなかすくとかわいそうだし! なみだがポロッとこぼれるまえにごはんあげないとね!」と続ける。あおむしの親はそんな理由で羽が生えていると考えるところが、なんとも微笑ましい。絵本でははらぺこあおむしがいろいろなものを食べてやがて蝶になるのだが、原作のエリック・カール氏も彼女の物語を聞いたら目を丸くしそうだ。
母親の安藤希はそんな長女について「喋る内容もなんだか大人みたい」と感心するが、子ども特有の「どうして?」、「なんで?」の質問も「知らない、分からないでは済まされないので頭もフル回転」だという。そんな母の愛情が長女の想像力を育てるのだろう。「次女はどんな感じなのかな~」と楽しみにする安藤希は、まだまだ不思議な物語を聞かせてもらえそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)