タレントでプロアングラー(釣り師)の児島玲子が、アイドル時代に出した写真集がプレミア価格となっている。テレビ番組からその件について取材を受けた彼女は意外な状況に心境を語ったが、驚きを隠せない様子だった。
児島玲子は第1回ミスヤングマガジンで準グランプリを獲得するなど、アイドルとしてグラビアやCMで活躍していたが、15年前にプロの釣り師・プロアングラーとして活動を始めている。ここ数年の女性による釣りブームもあいまって、今や人気“釣りドル”なのだ。
新年の1月3日に放送されたテレビ番組『おな前さ~ん!』で、その児島玲子の1st.写真集「REIKO24時」(1998年)が急騰していることが紹介されたのだ。神保町にある古本屋では、定価の6倍に当たる“1万5000円”のプレミア価格がついているという。
番組では児島本人にインタビューを行っており、彼女は「家にも(写真集が)あるので、売りたいぐらいですけど…びっくりしましたね」とコメントしている。実は、児島玲子のブログ『BLOG of WATER PLANET』にはアイドル界から釣りの世界へ入った思いが綴られており、彼女がアイドル時代に全く未練が無いことが分かる。
彼女は昨年の3月30日に「釣りガール」と題して、この数年で釣りに興味を持つ女性が増えたことに触れている。そんな状況もありイベントなどで“釣りガール”や“釣りドル”というジャンルで扱われ、「私の場合『元祖!釣りガール』のように呼ばれることが多い」と自身の体験を明かす。
今は38歳となる児島にとって“釣りアイドル”と扱われることに違和感があり、「そもそもアイドルを目指してきたわけではない」というのだ。彼女はプロアングラーとなった15年前から現在まで「女性が釣りメディアに出るのは、『お飾り』と思う人も多かった」と現状を嘆く。
そんな中で児島は「お飾りではなく、お荷物にならず、性別や年齢の垣根を越えて楽しみたい! 誰だって楽しめる遊びにしていきたい」と願って釣りを続けているのである。最近になって本当に釣りを楽しむ女性が増えていることが彼女の何よりの喜びであり、昔の写真集の高騰はあまり興味を感じないようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)