正月1月6日に2部構成で放送されたドラマ『ATARU』正月SPに、昨年放送の本編に出演した当時AKB48研究生だった光宗薫がポスターで登場した。AKB48の島崎遥香が演じる美人鑑識係がそのポスターを見ながら話す場面もあり、AKBファンには見どころとなった。

SMAP・中居正広が主演するドラマ『ATARU』が昨年の4月から放送された際には、当時AKB48の研究生だった光宗薫が警視庁・機動鑑識係の石川唯を好演して話題となった。しかし、その後彼女は体調不良で療養すると、10月にAKB48の活動を辞退している。そんな状況もあって、今回の『ATARU』正月SPには出演に至らなかったのだ。

正月SPでは、AKB48の“ぱるる”こと島崎遥香が機動鑑識係・水野流美を演じた。『36歳で2人の子持ち、夫はカメラマン』というプライベートを感じさせない“美魔女”という設定だ。殺人現場でも死体を前に「殴打されたのは頭なんですぅ。たぶん1発か2発…か…3発かもっ」とぶりっ子キャラを見せていた。

ぶりっ子かと思えば、ATARUの弟役で登場した岡田将生に「人にぶつかったら“ごめんなさい”でしょうがぁ！」と“マジすか学園”風にすごんで、前蹴りで吹っ飛ばすアクションも披露してくれた。また、彼女が「流美のお肌の荒れ具合が、もはや労災を申請するレベルだと思うんです」と訴える場面では、上司の渥見（田中哲司）から「そんなので労災はおりないのね」と言われると「なんでそんなこと渥見さんにわかるんですかっ？」と得意の“ぽんぽこ”ポーズを見せてくれた。

そのシーンで壁に貼ってあったポスターに石川唯（光宗薫）が載っていたのだ。彼女は現在、美人鑑識として都内の所轄を回って握手会をしているらしい。水野流美はそのポスターを見ながら「唯ちゃんまで地方巡業に行っちゃって～」と鑑識の人手が足りないことをぼやくのである。

今回の『ATARU』正月SPは回想シーンを中心とした1部とATARUがニューヨークから日本へ戻って新事件を解決する2部からなったが、その両方にわたって石川唯のポスターが随所に登場したのである。彼女は『警察24時　警視庁敏腕美人鑑識の起きれない朝』というDVDまで出す人気者で、渥見はその活躍ぶりを「帰ってきたら（DVDの）続編を撮る予定で、しかも映画と2本撮り」と話している。

田中哲司演じるその渥見怜志が水野流美のキックのおかげで痛めた首をさすりながら、石川唯のポスターに向かって「早く帰って来い」と呼びかける場面は意味深だ。番組の最後には続編映画『ATARU THE FIRST LOVE ＆ THE LAST KILL（仮）』の制作も発表されており、今回のSPドラマでの流れを考えると光宗薫が映画に出演する可能性もあるのではないか。今度はポスターでは無く、光宗本人と島崎遥香の共演が実現すると楽しそうだ。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）