昨年末の紅白歌合戦に出演した人気エアーバンド・ゴールデンボンバー(通称、金爆)が、本番前に和田アキ子の楽屋を訪れて“失言”について詫びていたことが分かった。テレビ『アッコにおまかせ!』で和田自身が語ったもので、彼女は逆に金爆メンバーが証言した内容についても認めたのだ。
紅白歌合戦2012で「最も印象に残ったアーティストランキング」(レコチョク調べ)で2位となったのは、出場発表会見やリハーサルでの下ネタ発言で問題となっていたゴールデンボンバーだった。1月13日に放送された『アッコにおまかせ!』では、彼らが紅白の大御所である和田アキ子の楽屋に挨拶をかねて「失言して申し訳ない」と詫びに来たことが明かされた。
和田は「紅白出場を親孝行だと思っている歌手もいるんだから、ふざけるのはやめよう」、「でも楽しんで」と金爆に言い聞かせたという。金爆メンバーも本番では失言しないことを誓って楽屋をあとにした。
そして紅白のステージでは金爆の出番になると、観客や審査員までもがメンバーの樽美酒研二に似せたお面をつけるサプライズで盛り上がったのである。番組スタッフが調べたところでは、約3000人の観客のうち2700人近くがお面をつけていたという。
二度の失言で「NHK側から厳重に注意された」という金爆だったが、華やかでおもわず笑いの出るお面の演出は視聴者からも「会場がひとつになっていた」と好評だったのだ。樽美酒も紅白終了後に『オバマブログ』で、「皆様のおかげで、最高の親孝行をすることができました」と感謝していた。
ところが感動のステージを終えた金爆メンバーは、和田が紅白関係者に「あんなすごい演出してくれるなら、私だってお○ん○んくらい言うで」とぼやいていたのを耳にしてしまったのだ。番組で彼らの証言が紹介されると、和田は「確かに言いました」と認めたのである。
紅白には何度出ても緊張で震えてしまうという和田アキ子だけに、実際にはサプライズ的な演出は無理だろう。それでも、そんな冗談を口にするほど金爆のステージは彼女の胸に響いたようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)