バラエティ番組では“美魔女”(魔法をかけたように美しい)といわれる、中高年の女性をゲストに迎えることが多い。最近それらの番組で“美魔女”と共演経験のある男性芸能人から、彼女らに対する批判的な意見が聞こえて来るようになってきた。
“美魔女”が番組に登場すると、「え~○○歳には見えない」「本当にお若いですね!」と褒めちぎる役目なのは、主に男性のお笑い芸人たち。だが、間近で見る“美魔女”に対する本音は意外にシビアである。
今月に入って今田耕司やマツコ・デラックスが、“美魔女”に対する批判的な意見をテレビ番組で述べていた。特にマツコの持論は「ブームに踊らされたカワイソウな女(ひと)たち」「“エセ”では本物の若さには勝てない」などと、厳しいものとなっていた。
そして2012年この“美魔女”批判を締めくくったのは、若林正恭(オードリー)であった。12月30日に放送された『苦手だっていいじゃない』(テレビ朝日)は、苦手なものが人より多いタレントが集まり、周りに理解を求めるという内容であった。
「はらわたが煮えくり返った!」といつもと違い、激しい口調で話し始めた若林。なんでもある番組で“美魔女”といわれる女性が登場するとすぐに、“息子の友達に口説かれるんです”と悩みを打ち明けるかのように語ったそうだ。“そんなワケないだろ”と心で思いつつ「えぇー!」と一応、若林は驚いたふりをしたらしい。
その後も“美魔女”にまるで恨みがあるかのように、若林の発言は続く。“実は44歳なんです”と自信満々に言われても、言葉に詰まることが多いと話す。どう見ても実年齢通りにしか見えない“美魔女”が多いというのだ。
他にも“私ドSだから”“性格は男なんだよね”とアピールしながら、失礼なことをズバズバ言ってくる女性も「大嫌いだ!」と、若林の鼻息は荒い。
ちなみに、この番組で若林の隣に座っていたのはバカリズムだった。彼は芸能界に入ってから、初めて連絡先を聞いたのが若林だという。お互い「男をナメんなよ」などと言い合って、異様に盛り上がっていた。相当に女性不信が強そうな2人である。
(TechinsightJapan編集部 みやび)