伊集院光が5日『徹子の部屋』に出演した。放送を見た視聴者のTwitterなどでは、“芸人クラッシャー”で知られる黒柳と上手にフリートークを楽しんでいる伊集院の会話力を絶賛する声が多く見られた。しかし、収録を終えたばかりの伊集院本人はまったく別の感想を述べていた。「黒柳徹子にとって、俺はただの太っている人だった」と。
『徹子の部屋』(テレビ朝日系)の収録を終えた11月26日深夜放送の『JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)で、伊集院はその感想を語っていた。彼は今回、黒柳徹子と対談するにあたり、自分について資料を渡していたそうだ。黒柳が食いついてきた話題は、「体重について」と「過去に落語家だったこと」という最も基本的な点だった。
伊集院は20年以上の間、自身のラジオ番組内で自身のことやそのほか様々なエピソードなどを自分の言葉で話をしてきた。“体重ネタ”と“元落語家ネタ”は、伊集院にとってラジオでは「今更そんな話しても」というような内容で、周知の事実である。
だが実際は、ラジオでリスナーに飽きられるほど披露してきたエピソードトークにも、黒柳はキャッキャ言いながら「そうなの!」とウケてくれたのだという。伊集院はまだ自分を知らない人がいることを再認識したようで、「反省してまた一から勉強し直してきます」とタレントとして自信過剰だった自分を戒めるような発言で締めくくった。
“芸人クラッシャー”で知られる黒柳だが、今回はいつも芸人に対して言う「面白いことやって」というような無茶ぶりはなかった。しかし、四半世紀芸能界にいて一度もレギュラー番組が途切れたことがない伊集院に対しても、黒柳にしてみればまだ“ひよっこ”ということのようだ。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)