マイケル・ジャクソンをスターダムにのし上げた伝説のグループ「ジャクソン5」を再結成し、12月には来日公演を予定しているジャーメイン・ジャクソンが、なぜか“ジャクソン姓”を改名すると言い出した。

少し前には、「マイケル・ジャクソン・エステート財団」が管理する故マイケル・ジャクソンの遺産をめぐり、きょうだいと遺児の間で紛争が勃発したジャクソン家の人々。またこれに関し、高齢のキャサリン・ジャクソンさんが実の子に拉致されるという、信じられない事態が起きていたことも記憶に新しい。

そのような中で6日、マイケルの兄でR＆Bシンガーのジャーメイン・ジャクソン（57）が、LA郡上級裁判所にて改名を申請した。ただし綴りを1文字いじるだけ。“Jackson”から“Jacksun”にしたいという。ヒアリングを経て、裁判所から正式な許可が下されるのを待つばかりだそうだ。

気になるのは、本当に久しぶりという「ジャクソン5」の活動である。年齢の高い順にジャッキー、ティト、ジャーメイン、マーロンというマイケルの兄らが、20年以上を経てグループを再結成し、来月には東京と大阪でコンサートが予定されているのだ。

きょうだい間の足並みが崩れるような何かが起きたのかとも心配されたが、どうやら改名の理由は太陽信仰でも、イスラム信仰（ジャーメインは20年近く前にイスラム教へ改宗）でも、またきょういだいの不仲でもなく、芸術的センスゆえということらしい。

昨年には、NBA「LAレイカーズ」のロン・アーテスト選手が、“Metta World Peace（メッタ・ワールド・ピース）”へと改名を希望して受理され、現在は正式に「メッタ…」名で登録されている。荒々しいプレースタイルで、かつてはマイケル・ジョーダンの肋骨を折ったほど。また妻へのDVで逮捕されたこともある彼は、「世界平和のために慈悲深く祈りを捧げる」という意味のその名に変えて人々を驚かせた。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）