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writer : eri

【エンタがビタミン♪】「あんた」「~よねえ」。狂言師・野村萬斎がおネエ口調になってしまう理由とは?

現在公開中の映画『のぼうの城』に主演している狂言師の野村萬斎。その端正な容姿と独特の美声に酔いしれている女性ファンも多い。しかし、そんな野村に“おネエ疑惑”が浮上したのだ。

野村萬斎と言えば祖父に人間国宝である野村万蔵、父に同じく人間国宝である野村万作を持つ。江戸時代から続く狂言方和泉流の能楽師だ。由緒正しい家柄に育ったためか、その所作はとても美しく見る者を魅了している。

そんな野村が『A-Studio』(TBS系)に出演した際、知人や家族からの話により“おネエ疑惑”が浮上したのだ。まず、妹・葉子さんからの証言で、葉子さんに対してだけ「あんた」と呼ぶという。「あんたちゃんとしなさいよ」と“おネエ”になるというのだ。

これに対して野村は、上に姉が2人いて子供の頃から姉に「あんた○○しなさいよ」と言われていたので、それを妹にそっくりそのまま伝えてしまうと弁明する。司会の笑福亭鶴瓶からは「融通がきかずそのまま伝えてしまう」と言われていたが、師匠の言った言葉をそのまま繰り返して覚えていく狂言師ならではのエピソードであった。

さらに、女優の若村麻由美ら女性の友達と女子会をしているという証言も飛び出した。女きょうだいの中で育ったせいか、野村は女性の中にいる方が落ち着くと語る。職場は男性ばかりなので、男性の集団の中にいると競争原理が働いてしまうらしい。しかし女子会では、まるで女性同士のようにガールズトークで盛り上がっているようだ。その際は「何とかよねえ」と、またしても口調が“おネエ”になってしまうとのことだ。

野村の話を聞いていると、“おネエ”というよりは物腰が柔らかく優しい雰囲気が漂っているように見える。女きょうだいの中で育ったため、その関わり方を知っていて女性との会話も上手くいくのであろう。世の女性たちを魅了しているのも、その優しい雰囲気があるからなのだと感じた。
(TechinsightJapan編集部 瑛里)