フリーアナウンサーの徳光和夫は“泣き司会者”と呼ばれるほど、涙もろいことで有名である。しかし多くの番組で流す徳光の涙は「本物ではない」と、息子の徳光正行が断言したのだ。
悲しくても嬉しくても、時には肩を震わせながらテレビ番組内で号泣する徳光和夫。そのほとんどが“ビジネス涙”としたら、大物俳優顔負けの演技力である。この驚きの事実が明かされたのは、11月21日放送の『ナカイの窓』(日本テレビ系)の“誰もが知る超有名人を家族に持つ芸能人が大集合!”でのこと。しかし徳光和夫の息子・正行によると、「(番組で)本気で泣いたのは1回だけ」と家族だけが分かった時があったそうだ。
私生活では父が泣いているのを見たことがないと語る正行。どんなに感動する映画などを観ていても、父は涙を一滴もこぼさないという。だが番組出演時には涙が出やすいようにと3リットルくらいの水分を本番前に摂取して臨んでいるそうだ。そして正行は、「父の涙は“ビジネス涙”です」と言い切った。
ただ一度だけ本気で泣いていると家族が分かったのは、1980年に長嶋茂雄が巨人監督を解任された翌日、朝の情報番組『ズームイン!! 朝!』(日本テレビ系)に出演時だったという。“熱狂的な長嶋ファン”だった徳光和夫はそこで20分間、泣きながら自分の悔しい思いを語ったのだ。ついには当時は局アナの身分でありながら、「読売新聞と報知新聞は、もう取らない!」と宣言したそうだ。この番組を自宅で見ていた徳光和夫の妻と正行も、思わずもらい泣きしたらしい。長嶋監督が巨人軍を去ることを父がどれだけ無念に思っているのか-それが家族に痛いほど伝わってきたからだ。
「徳光和夫はほとんど“本気で泣いていない”」との爆弾発言。もし本人が了解しての正行の発言なら、彼はもう無理に泣くのを止めたいのかもしれない。あとは日本テレビの後輩でフリーになった羽鳥慎一に、“泣き司会者”の座は譲るつもりだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)