2011年に英ウィリアム王子(30)と結婚し、一躍世界から注目を浴びたキャサリン妃(30)。同妃の妹ピッパ・ミドルトンさん(29)も突如として有名人になり、ついには『Celebrate: A Year of Festivities for Families and Friends』なるパーティ本まで出版している。だが、この本について批評家たちは「基本的な内容ばかり」、「陳腐」などと言いたい放題。散々に著書をコキおろされてしまったピッパさんは『The Sunday Telegraph』紙に寄稿し自らの思いを綴っているが、その内容が「批判に対する弁明だ」として大きな注目を集めている。
『Celebrate: A Year of Festivities for Families and Friends』というパーティ本を出版したばかりのピッパ・ミドルトンさんだが、批評家の下した評価はサッパリ。なかでもピッパさんの紹介したレシピに厳しい評価が下る中、ピッパさん本人が『The Sunday Telegraph』紙に寄稿し、以下のようにその料理の腕前を明かしている。
「鳩の胸肉を使ったサラダと鹿肉のシチューは、私のパーティには必ず出てくる料理です。」
ちなみにこのサラダの作り方は、エジンバラ大学に進学する前に数か月間働いた地元のパブで覚えたのだそう。ピッパさんはこのパブでウサギの肉を使ったキャセロールやレモンパイなどの作り方まで習ったといい、さらには1か月の料理講座まで受講するほどの料理好きという。そして、大学入学後は学友たちに手料理を振る舞いパイなどを作っては絶賛されたそうだ。またこの記事で、ピッパさんはド派手なパーティメニューのレシピを著書に加えなかった理由を「著書にはシンプルで心の安らぐメニューを記したかったから」と説明。決してパーティメニューに精通していないから、という理由ではなかったようだ。
レシピのみならず、著書で紹介したパーティゲームのアイデアまで「実用性ナシ」、「クリエイティブとは程遠い」と散々にコキおろされてしまったピッパさん。料理の腕やパーティプランには自信があるものの、残念ながら著書はパーティ本のバイブルとしては認めてもらえなかったようだ。しかし写真も多く載せられとてもスタイリッシュなこの本は売れ行きが好調といい、批評家の散々な酷評にもかかわらずクリスマス商戦ではベストセラーとして勝ち抜くのではないかと見られている。
期待されていた著書だけに低い評価を受けたことは残念だが、これからもその料理への熱意、そしてパーティプランの知恵とこれまでの経験を生かし、さらに大きな活動を続けていただきたいものだ。今後、ピッパさんは新たに2冊の本を書くとみられており、1冊は子供向けパーティのガイド本、もう1冊は結婚式のプランに関する本になると報じられている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)