何しろ65歳である。加齢にストレスが加われば、髪は加速的に抜けるであろう。アーノルド・シュワルツェネッガーが妙に“薄くなってきた”ようだ。
いよいよアーノルド・シュワルツェネッガーの話題の自叙伝が全米の書店で発売となった。サクセスストーリーにするつもりで、カリフォルニア州知事を引退するあたりから構想をあたためていたというのに、途中から微妙に方向がズレて来たことを本人も「不本意ながら」と認めている。
この写真は5日、ハリウッドの人気ショッピングモール『The Grove』内の「Barnes & Noble」で行われた、出版記念の握手サイン会。口をニカッと横に開いた笑顔は相変わらずだが、以前のようにおでこがギトギトすることもなく、頭はやけにスースーそよそよ。1年前と比べて髪の量が半減した感じで、おでこの部分的なハゲも気になる。
シュワの自叙伝のタイトルは『Total Recall: My Unbelievably True Life Story(原題)』。元家政婦との浮気、隠し子出産が露呈し、4人の子をなした正妻マリア・シュライヴァー(56)からは三行半を突き付けられ、サクセスストーリーにその部分の反省や釈明を書き添えての出版となってしまった。また親友である俳優シルヴェスター・スタローン(66)の元妻、ブリジット・ニールセン(49)とのホットな関係まで綴られているというから、開き直りと商魂すら感じられる。
個人的には、「購買層は?」という疑問を抱く。浮気で家庭を壊した経験のある男性がこの本を手に取るのは、あまりにも自虐的で未練がましい。また夫と現在そういう状況にある妻などは、「手を触れるのもイヤ」と言うはず。カリフォルニア州以外に暮らす人々にとって、彼の州知事時代の武勇伝はさほど興味を持たないだろう。やはり『ターミネーター』時代のファンということになろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)