エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】“タレントブランドが東京コレクションに出る恐怖”。若槻千夏に掛かっていた、大きなプレッシャー。

タレントの若槻千夏が、デザインからプロデュースまで手がけるアパレルブランド「WC」。2009年ブランド誕生以来初めて、15日の東京コレクションに参加した。自身のブログではブランドを立ち上げた時の決意やこれまでの歩み、そして今回の東京コレクションへの参加を通して学んだことなどを綴っている。

若槻千夏は東京コレクションに参加するにあたり、大きな恐怖を抱えていたのだ。「服が好き」。これだけでは大きな舞台でのファッションショーを成功させることができないことを、彼女も重々承知していた。

10月16日付のブログ『WCはどこですか?』では、自分がタレントであるのにもかかわらず、当日の事前の取材に気の利いたコメントもできなかったことを恥じている若槻。なにしろ裏方として目が回るほど忙しかった彼女は、ショーを成功させるためにインタビューどころでは無かったらしい。

「タレントブランドが東京コレクションに出るなんて、東京コレクションって誰でも出られるようになったんだ」。こう思われることが、何よりも恐怖だったという。「WC」のコレクションへの評価の良し悪しで主催者側にも迷惑がかかると、若槻はもの凄いプレッシャーに襲われていたのだ。

「私はデザインも絵に起こせないしパターンもひけず、縫製もできない」と、若槻はブログに綴っている。タレントが服を作ることに、厳しい意見も聞こえてきた。ただ“作りたいものを伝え表現し、行動する力だけは誰よりも持っている”と固く自分を信じて、これまで生きてきたという。

無事にショーを終えコレクションへの評価が気になるところだが、若槻にとってはあくまでもひとつの通過点だろう。すぐに彼女は現実の世界に戻り、ショップの「店長会」に関心が移っていたのだから。
(TechinsightJapan編集部 みやび)