10月6日公開の映画『ツナグ』に出演している樹木希林は映画PRのため、今日は朝から日本テレビ系の番組へ生出演し大忙しである。だがいつでもどこでも彼女はマイペースで、落ち着いている。緊張したり、慌てたりすることはあるのだろうか。
映画『ツナグ』の主演・松坂桃李と共に、『爽快情報バラエティー スッキリ!!』(日本テレビ系)のトークコーナーに出演した樹木希林。視聴者からの質問にも答えてくれた。
今までの人生で“緊張したことはあるのか?”との問いに彼女は、キッパリ「無い」と答えた。役者になってからも“この世界で頑張ろう”と意気込んだことは1度も無く、若い頃からドラマや映画の撮影現場でどんな大物俳優に会っても、全く緊張はしなかったらしい。「自分のことは棚に上げて、“演技がヘタクソだな”とか思って(大物俳優を)見てたりしていた」と樹木はニヤリと笑った。
今回の映画の撮影現場でも、彼女は全く緊張感ゼロだったという。たとえば本番前に皆が静かに気持ちを引き締めている空気の中、どこからか“いびき”が聞こえてきた。不謹慎だと怒りながら監督がいびきの主を捜しに行くと、「希林さんだった」と肩を落として戻ってきたことがあったらしい。
“緊張する”とまでいかないが、私生活での毎日の“ごみ出し”が強いて言えばそれに近い-と話す。朝の収集時間を守らなければならないし、ごみの分別も正しく行わなければならないから、気が張るそうだ。
芸歴50年、仕事に大変厳しいことで知られる大女優である。それなのに何の欲も気負いも無いという。大きな病気も患っており決して楽な人生では無かっただろうが、公の場での彼女はいつも冷静で落ち着いている。彼女のただひとつの望みは、夫の内田裕也と添い遂げることなのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)