毎年、TBSアナウンサー安住紳一郎がMCを務めるラジオ番組で夏休みを取ると問題が起きる。昨年は、代打を務めたアシスタントアナウンサーを泣かせてしまっている。今年も遅い夏休みを取った安住アナだったが、問題を回避するために“虎の巻”を残していったのだ。はたしてその内容とは?
28日に生放送された『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)でのこと。この日、安住アナは夏休みということでお休みだった。
昨年も同時期に彼は休みを取ったのだが、その際に事件が起きていた。安住アナが休みの週に、アシスタントの中澤有美子アナが1人登場しフリートークとなった。その内容は、緊張のためか話し方がぎこちなく、聴いているこちらが恥ずかしくなってしまうものだった。しかし、リスナーからは540通以上ものメールが届いた。中澤アナの初々しさが好感を得たのか、ほとんどが応援のメッセージである。そして後日、そのメールに全て目を通したという安住アナは大激怒したのだ。
休みが明けてラジオに登場した安住アナは、「中澤さんを応援するなら、甘やかすな」と熱弁を振るった。安住アナは「(中澤アナには)独り立ちし、FMラジオなどで番組を担当するまでになって欲しいから」と、ファンも褒めるだけでなく彼女の才能を引き立てて欲しいと激怒しながら訴えたのだ。そして、その熱弁を目の前で聞いていた中澤アナを泣かせてしまったのである。
そのためか、今年の休みに安住アナは中澤アナに“虎の巻”のようなメモを用意していた。それには、こう書いてあった。
1.俺の話をしないで勝負しろ。やむを得ずするときは、A氏として話せ
2.もし困ったら、A氏の母親へ電話して尺を繋いでも良い(ちなみに、電話番号は知らされていない)
3.スタッフの話をするな
プロ意識の高い安住アナらしいメモだ。今年は、昨年のハプニングを繰り返さないためなのか、早々に外山惠理アナが登場し中澤アナのフリートークの時間は短めとなった。しかし、これについても安住アナからは細かい忠告が。
4.リスナーへ話をしているのだから、外山アナと話す時は目を見て話すな
安住アナの1年後輩である外山アナは、この“虎の巻”の内容を知り「A氏は自意識過剰ね」と一蹴する。「面倒くさい」と意に介さない様子だったが、中澤アナは昨年のことが「“心の傷”になっている」と安住アナの“虎の巻”を終始守っていた。
最近、同ラジオ番組の冒頭でフリートークをしなくなった安住アナ。ファンとしては、このように繊細で高いプロ意識を持つ、“A氏”のテンポのいいフリートークを聴きたいものだ。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)