エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】“レッド・ツェッペリン”のジミー・ペイジが明かす。ギターを低くぶら下げて弾くのはなぜ?

ロックバンド・Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)のギタリスト、ジミー・ペイジがテレビ番組のインタビューに応えた。ペイジといえばレスポールギターを膝の辺りまで下げて弾くスタイルで知られるが、なぜ、あえてそんな弾き方をするのか。些細な疑問にも彼は正直に答えてくれたのである。

現在では諸説あるが、昭和のギターブームを過ごしたギターフリークにとって“3大ロックギタリスト”といえばエリック・クラプトン、ジェフ・ベックそしてジミー・ペイジとなるだろう。2007年12月にロンドンで行われたレッド・ツェッペリンのチャリティーライブから5年を経て、その映像が『レッド・ツェッペリン「祭典の日(奇跡のライヴ)」』としてリリースされる。

10月16日に都内で行われたプレミア試写会には“3大ロックギタリスト”のひとりであるジミー・ペイジ本人も参加して、記者会見が行われたのだ。テレビ番組『シューイチ』からはジミー・ペイジファンであるスタッフが会見後の彼に独占インタビューを決行しており、10月21日にその内容が放送された。

ペイジは今回の映像化について「僕にとって見どころは作品ができて、世に出たことそのものだ」と話す。「再結成ライブはこれまで神話のように語られてきたが、作品としてリリースされたことでみんなが映像を見ることができる。神話ではなく事実だと分かってもらえる」とライブが映像化された意義を語った。

今回の映像化に5年の期間を要したことについては、9月にロンドンで行われた会見でジョン・ポール・ジョーンズが「5年といってもツェッペリンにとっては5分間だ。早くできて驚いているほどさ」と答えている。実際には伝説のロックバンドとして今でも世界で絶大な人気を誇るレッド・ツェッペリンだけに、商品化には著作権など解決せねばならないハードルが多かったのだろう。

そんな状況にあるツェッペリンだが、この日の『シューイチ』のインタビューではペイジの口から貴重な証言が聞かれたのだ。スタッフが「なぜ、ギターをあんなに低くぶら下げて弾くのですか?」と尋ねたところ、ファンならではのマニアックな質問にペイジも正直に答えてくれたのである。

「低い位置の方が弾きやすいわけじゃない。長いツアーでずっと弾いていると『どこまでギターを低く下げられるか』と試したくなったのさ」と彼は明かした。さらに「下げるところまで下げたら、今度は僕の腕が伸びちまったよ。ハハ…」とジョークまで飛び出してご機嫌だったのだ。

ジミー・ペイジの影響で、レスポールギターを低く下げて弾くスタイルのギタリストは今でも多い。実際には手首がきつくて弾き難いスタイルだが、彼のギタープレイはなにしろカッコいいのだ。それに憧れて多くのギタリストが真似たのだが、まさか当の本人は長いツアーに飽きてそのスタイルを発想したというのだから驚きである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)