音楽バラエティ番組『火曜曲!』で10月23日の放送中に画像が乱れたり停止した件について、30日の生放送中に「お詫び」のテロップが流れた。放送されなかった部分は、12月4日の同番組の中でオンエアするとのことだ。この日の生放送ライブでは、MCの中居正広がこの件をネタにして同MCの江角マキコやAKB48を焦らせて笑いをとっていた。
10月23日の『火曜曲!』では、後半の時間帯で中居正広が登場する小田和正とのコラボシーンやAKB48が取材した“SMAP東京ドームコンサートの裏側”の部分が途切れてしまい、『しばらくお待ちください』のお知らせが二度にわたり表示された。しかも突然場面が変わると、一度流れたAKB48の新曲「UZA」を歌うシーンが再び流れるという事態となったのだ。
TBSは10月30日の『火曜曲!秋の音楽祭3時間生ライブSP』の中でも「放送データの不具合による放送事故が発生し、お見苦しい放送になりましたことを、改めてお詫びいたします」と表示され、「放送できなかった部分は12月4日の『火曜曲!』の中でお送りいたします」と案内があった。
幕張メッセで行われたおよそ3時間にわたるライブは、AKB48の「UZA」からスタート。ステージ上で炎も上がり熱気に包まれた中でパフォーマンスを終えたAKBメンバーは、中居から感想を尋ねられると「熱いですね」と息を切らして答えていた。すると中居が、「みなさん、同じ時間に、同じ番組で、同じアーティストが、同じ曲を2回歌わないように気をつけてください」と例の件に触れたのだ。AKBメンバーが手を横に振って「ナイナイ」と苦笑する中で、総監督となる高橋みなみだけは「気をつけます、すみません」と真剣に答えていたのが印象的だった。
さらに番組中盤でAKB48がメドレーを披露する際に、江角マキコが「AKB48に3曲続けてスペシャルメドレーを歌ってもらいます」と紹介すると、中居が再び「同じ曲を2回ということではないでしょうね?」と突っ込んで江角やAKBを焦らせた。ちなみにスペシャルメドレーとして披露したのは「フライングゲット~風は吹いている~ヘビーローテーション」である。
あの放送事故により中居正広が出演したシーンが2つも途中で切れていた。それだけに彼も、AKB48の「UZA」が2回流れた件を持ち出して視聴者に再放送をアピールしたかったようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)