エンタがビタミン

writer : naomaru

【エンタがビタミン♪】「一度ファンに嫌われる必要がある」。“ジャニーズ1のMC”になりたい。SMAP・中居正広が40歳に。

国民的アイドルSMAPのリーダー、中居正広が8月18日で40歳になる。“ただのアイドル”で居続けることを拒んだSMAP・中居正広が、デビューしてからの25年間を振り返った。

8月18日の誕生日で40歳を迎えるSMAP中居正広が、デビューしてからの25年間を『中居正広のSome girl’ SMAP 』(ニッポン放送)で振り返った。

SMAPが結成された1988年はちょうど事務所の大先輩であるシブがき隊が解散した年と重なる。当時まだ20代前半だった布川敏和・本木雅弘・薬丸裕英らはそれぞれ新たな道を歩み始めていた。そんな先輩たちを見ていた中居は、SMAPもすぐに解散すると考えていたらしい。そこでまだ10代だった中居は、当時誰もしていなかった“ジャニーズなのに、おしゃべりができるMC”を目指そうと考えるようになったのだという。

20代でも歌やドラマ、バラエティなどに出演してきたが、30歳になった時にやはり「MCになりたい」と改めて思った中居。そこで、「一度ファンに嫌われる必要がある」と考えた。MCという生業は、様々な話をする必要がある中で、自分だけ「恋愛の話や下ネタはNG」というのは卑怯だと考えたのだ。そこで、ファンに嫌われても「恋愛や下ネタOK」のアイドルを目指した。はじめは「人気がなくなるのでは」と心配した中居だったが、今では世間もそのキャラを受け入れ、番組で女の子の話をしても、マネージャーが“ザワザワ”することがなくなったと語る。27時間テレビで下ネタの話題を前にしても全く違和感がなく居られるようになった、とアイドルでありながら独自路線を確立してきたこの10年を振り返った。

SMAP以前のジャニーズのアイドルは、歌番組や、ドラマでしかテレビでは観ることができなかった。しかし、最近のジャニーズアイドルの活躍の場は、バラエティー番組やスポーツ番組、はてはニュース番組など多岐に渡る。その先駆者と言えるのが10代で自らの将来を確実に思い描いていたSMAP・中居正広だろう。40歳を目前に、「ジャニーズ1のMC」の座を手に入れたことは間違いない。MCという生業は年齢を重ねるほどに、支持層が広がる。若者だけに求められるアイドルではなく、まさに名実ともに“日本一の司会者”となる日ももう間近だ。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)