かつては毛皮の着用に否定的な発言をしていたはずのレディー・ガガ(26)が、本物かフェイクか定かではないが、毛皮とおぼしき衣装を頻繁に身に着けていることに動物愛護団体PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)が激怒。ついにPETAの副理事長ダン・マシューズ氏がガガに宛て「あなたは裏切り者か?」という公開質問状を書くに至り、大変な話題になっていた。これに対しガガ本人が反論した。ついでにPETA活動家と思われる女性による“キム・カーダシアン襲撃事件”を絡めた強烈な皮肉までお見舞いしてしまった。
かつてレディー・ガガが米人気トーク番組『エレン・デジェネレス・ショー』に出演し「毛皮は大嫌い。着用しないわ」などと述べていたことを、PETAは忘れてはいなかった。その発言を知り「なんと素晴らしい!」とPETAも大きな期待をガガに寄せていたようだ。しかし、このところガガの衣装に毛皮とおぼしき物が多いことに、ついには黙っていられなくなったのだろう。先日PETAの副理事長を務めるダン・マシューズ氏自らが立ち上がり、以下のような内容の公開質問状をガガに叩きつけたのだ。
「いったい何があったというのです? スタイリストには、(身に着けているのもが)フェイクだと言われていますか? それともあなたは裏切り者でしょうか?」
「この暑い中バカバカしい毛皮を着用することで、あなたはあの愚かなキム・カーダシアンと同じように、自分のことを(PETAの)標的にしているのです。PETAの秋期キャンペーンの開始にあたり、どうか教えてください。『エレン・デジェネレス・ショー』でのあの品位ある発言は、心からのものだったのですか? それともただの見せかけだったのでしょうか。お返事をお待ちしています。」
これに対し、ガガは自身のウェブサイトに以下のように綴っている。
「皆さんに知っていただきたいのは、私が皆さんの感情や考え方を本当に大事に思っているということです。今後も変わらず皆さんの人生哲学をサポートしていくつもりです。ですが私は、どのような理由があれども暴力的で虐待的、それに子供じみたキャンペーンを支持したりはしません。」
「私が購入する毛皮がフェイクなのか本物なのか、それについてはコメントを控えます。」
「あなた達の考え方もリスペクトしましょう。その代わり私の考え方もリスペクトしてください。それから(PETAの)キャンペーンを行っている皆さん、小麦粉は飢えた子供達のパンを作るためにとっておきなさい。それから、キム・カーダシアンは素敵だわ。」
毛皮を愛してやまぬキム・カーダシアン(31)が、PETAの活動家と思われる女性に大量の小麦粉を浴びせられたあの事件を引き合いに出し、強烈な皮肉をお見舞いしたガガ。極めつけに「キムは素敵」との発言でジャブを食らわせてきた強気のガガに、PETAも怒り心頭に発していることだろう。「“私の着ている毛皮はフェイク”と断言してほしかった」というファンも少なからずいるが、どこまでも自由なスタイルを追求し続けるガガの姿勢を支持するファンも多い。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)