東貴博と安めぐみが8日、東京・芝公園のザ・プリンスパークタワー東京で披露宴をおこなった。東の父は、人気コメディアンだった東八郎ということもあり、そうそうたる芸能人が出席し、豪華な披露宴となった。乾杯の挨拶では、会場中が感動したという素晴らしいスピーチがあったようだ。

10日、『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』（ ニッポン放送）に出演した東MAXこと、東貴博が、日曜日に行った披露宴の話をした。また、爆笑問題・田中裕二も『JUNK　爆笑問題カーボーイ』（TBSラジオ）で、出席した2次会でもすでに話題になっていたというそのスピーチの話を披露した。

式では小堺一機、堀内孝雄などが主賓のスピーチをしたのちに、乾杯で三宅裕司と伊東四朗のスピーチとなった。生前の東八郎と親交が深かった伊東は、「今日まだ八ちゃんが会場に来てないんだよ」と始めた。そして八郎との思い出を語りだした。ある日、八郎が仕事に遅刻をしたのだという。いつもあまり遅刻しない上に、八郎は会場のすぐそばに住んでいたため、どうしたのか心配になったようだ。しばらくして遅れてきた八郎に話を聞くと今朝、息子が産まれたと聞かされたのだという。東貴博が産まれた日のことである。息子の誕生が相当嬉しかったようで、八郎は会場を間違えたため、遅刻をしてしまったという話を披露した。八郎の素朴な人柄に触れるエピソードだ。

そしてその後、会場に目をやり「八ちゃんが遅れて来た」というのだ。「嬉しさのあまりまた会場を間違えたな」と続けたのだという。伊東は、新郎新婦のあいだに座った“八郎”に向かって「グラス持てよ。じゃ、みんなで乾杯しよう」と話しかけ、乾杯となった。その時、会場にいた皆が涙を流していたのだという。

粋な挨拶で披露宴を盛り上げた伊東四朗。出席していたはなわのブログにも「確実に業界で語り継がれるであろう、超感動スピーチでした。」と綴られており、東親子の人柄がうかがえるハートウォームな披露宴になったようだ。
（TechinsightJapan編集部 佐々木直まる）