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writer : maki

【エンタがビタミン♪】「タモリさん出演は奇跡」。中居正広も驚いた『ATARU』最終回。あのセリフはその場で決定。

ドラマ『ATARU』の最終回に出演したタレントのタモリ。突然の大物登場に驚いた視聴者により、ツイッターも騒然となったほどだ。テレビ『笑っていいとも!増刊号』では、同ドラマで主演した中居正広が裏話を明かした。それによるとタモリの出演は、直前まで彼さえも知らなかったというのだ。

人気ドラマ『ATARU』の最終回“mission 11”が6月24日に放送された。栗山千明演じる美人刑事、蛯名舞子の母親が15年前に死亡した事件が解明するクライマックスシーンでのことだ。その鍵を握る宝石店店主として登場したのが、タモリだったのである。7月1日に放送された『笑っていいとも!増刊号』のトークコーナーで、中居正広とタモリがその裏話を語った。

中居によると、オンエア日に関係者で打ち上げをしていたところ「ツイッターが大変なことに…」と騒然とし出したという。ATARU関連のツイッターを見ると、「大物、出たー!」、「タモリー!」と膨大な数がつぶやかれていたのだ。タモリの出演については全く情報が出回っておらず、視聴者が驚いたのも当然だろう。実はタモリ自身も「本当に直前になって話があった」と明かしており、出演依頼を受けたのは撮影の約1週間前だったというのである。

出演を引き受けたタモリは、衣装合わせのためにTBSの新社屋を初めて訪れた。その時になって、中居らもようやくタモリが最終回に出演することを知ったのである。中居によると、ドラマの台本には出演者らが1人ずつメッセージを入れる欄があり、その記入欄には最後にタモリのイラストを使って「次は誰が書いてくれるかな?」と印刷されていたというのだ。「あれがタモさんの出演を予言していたならば、奇跡だよね」と中居は興奮気味に語った。

いよいよ最終回の撮影当日となり、本番でタモリが登場すると中居をはじめ全員がつい立ち上がってしまった。監督から「カットッ! これタモリさん(の番組)じゃないから!」とNGになったそうだ。また、舞子の母親が残したリングに込めた家族への想いが明らかとなり、全員が感動で涙する場面でのこと。監督がその時になってタモリに台本に無いことを提案した。「この悲しい状況では帰りづらいですよね。どうでしょう。刑事(北村一輝)に『帰ってもいいかな?』というのは?」というのだ。タモリも驚いたが、「いいんですか? それを言って!」といいつつも引き受けた。

するとそれを聞いた中居正広が、刑事役の北村に「タモリさんにそれを言われたら、北村さんは『いいとも!』って返さないと!」と振ったのである。北村は最後の最後まで悩んでいたが、本番ではついに『いいとも!』と返してあのやりとりを完成させたのだ。

監督がタモリに出演依頼したのが突然ならば、「いいかな?」、「いいとも!」の名セリフもその場の思いつきで決まったというから驚きである。こうしてあの『ATARU』最終回のクライマックスは撮られたのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)