エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】“1か月1万円生活”でキスマイ玉森がワイルドに変身! 香取も「いい顔してる」と絶賛。

これまでにも数々の名勝負が繰り広げられたテレビ『いきなり!黄金伝説。』の“芸能人節約バトル1か月1万円生活”に、ジャニーズアイドルとして初挑戦したKis-My-Ft2の玉森裕太。1か月間での彼の成長ぶりには目を見張るものがあった。特に終了前1週間からは、普段の彼からは想像もつかないタフな一面を見せたのである。

所持金1万円で水道代光熱費も含めて1か月間を過ごす企画に、今回挑戦したのは玉森裕太と大食いタレントのギャル曽根。そして笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄だった。料理が得意なギャル曽根や簡単ヘルシー料理を極めた高橋に対して、はじめは小麦粉の区別もつかないほど料理が苦手だった玉森の苦戦が予想された。

ところが中間発表ではその玉森の所持金が一番多く、暫定1位であった。農家で収穫したタマネギ料理と小麦粉から作る麺料理に徹底したことが功を奏したようだ。

6月21日に放送された“『いきなり!黄金伝説。』芸能人節約バトル1か月1万円生活完全決着 3時間スペシャル”では、そんなキスマイ玉森がさらに大きく成長した姿が見られた。

麺にこだわり続ける玉森は、ラーメン職人のように麺を何度ものばして細いラーメン状にすることを目標とするが、何度挑戦しても失敗していた。それは一旦諦めると、彼は「海の魚でダシをとった麺を食べる」とモリを片手にシュノーケルを加えてまだ寒い海に向かったのだ。海水パンツとシャツだけで潜水しようとする彼に、ADが心配して「ウェットスーツは着ないのか?」と訊ねるものの、玉森は「これは“俺VS海”の闘いなんだ」とそのまま海へ入って行った。

寒さを堪えながら慣れない潜水を繰り返して、大ぶりのカサゴとタコをゲットした玉森。だが、その顔は蒼白で体は鳥肌がたってガタガタと震えており、おきまりの「とったど~!」も言えない状態だったのである。彼はやっとの思いで海岸にあがると「寒いと笑えないんですね」と無表情でたき火に手をかざしていた。

そこからアパートに帰って体調を立て直すのが普通だろう。しかし玉森は、続けて竿を持ち出して海で魚釣りを始めた。すると今度は釣っている最中に大雨となりADも心配した。だが彼は釣りを終えると、そのまま屋外で魚を調理し出したのである。幸いにも雨は途中であがり、カサゴとタコからダシをとったスープに手打ちの麺を入れて待望の海鮮麺が出来あがった。釣ったサバを揚げたものやタコもかじりながら、ようやく海の幸を満喫したのだ。

ところが玉森はまだアパートに帰らず、そこで野宿をすると言い出した。その地面にはナメクジがたくさんいることに気づくと「うわっ、これマジで無理かも」とこぼしながらも眠ろうとする玉森に、ADが「じゃあ帰れよ!」とキレ気味にこぼす。

野宿で過ごした翌朝。玉森は海の幸を炒めたフライパンを手に持ち、堤防に座って海を眺めながら食事すると「これは世界で一番うまい料理だと思う」と感激したのである。こんなにタフでワイルドな玉森裕太を誰が想像しただろうか。おそらく玉森自身もそんな自分を初めて見たはずだ。

そして彼が、最後まで気がかりだったのがラーメンづくりだ。麺職人からの指摘で、それには強力粉を買わなければならないことがわかっている。180円以上が必要となる為にスーパーマーケットまで出向きながらも節約生活との葛藤で買えずにいたのだが、残り数日でついに購入したのである。

すると、驚くことに強力粉を足して作ったタネはそれまでとは見違えるようにのびるではないか。およそ1か月近く毎日麺を打ってきた玉森は、まるで麺職人のように手際よくタネをのばしていきラーメン状につくりあげる。海鮮ダシのスープに入れて食し、「うまい」と感動していた。節約生活終了まで残り数日にして、彼は最後の目的をやりとげたのだ。

アパートを訪れたジャニーズの先輩、香取慎吾にもそのラーメンをふるまうと「店で出せるよ」と太鼓判をもらえた。玉森はそんな香取に「このために強力粉を買ったのですが、(節約生活として)判断は正しかったでしょうか?」と不安を明かす。香取は「君はこれを作っている時も、そして今も本当にいい顔をしている」と玉森の目を見つめて伝えたのである。

そうやって終了した“芸能人節約バトル1か月1万円生活”だが、最終結果はなんと4円差で玉森裕太が優勝したのだ。ギャル曽根、サバンナ高橋という強敵に勝った上に“ラーメンをつくる”という目的も達成。そして彼らしくないワイルドな側面も見せて番組としても大きな見せ場を作った。玉森裕太がアイドルスターとして“持っている”ことは間違いないだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)