ジャニーズのアイドルグループ、NYCのメンバーがそろって“人見知り”で悩んでいることをテレビ番組で明かした。山田涼介は「女性と話すことが苦手」だというが、知念侑李の場合はさらに深刻で、ドラマ撮影でも最後まで共演者と打ち解けなかったほどだ。
2010年に山田涼介、知念侑李、中山優馬の3人で結成されたNYCも今年で3年目となる。5月25日には5枚目のシングル「ハイナ!」をリリース。原色のハッピを着て歌う、ポップな盆踊りというノリの元気になる楽曲だ。
そんな明るい3人が意外にも「そろって人見知りです」と悩みを明かしたのは、5月29日放送の『火曜曲!』でのことだった。“江角マキコの部屋”で、人生経験も豊富な彼女にNYCがその悩みを相談したのである。
山田の場合は「女の子と話すのも苦手なんです」というから、アイドルとしてはなんとかしたいところだろう。その山田は知念とは同じHey!Say!JUMPのメンバーでもあり、人柄も良く知っている。彼は自分よりも知念の方が人見知りだと心配するのだ。知念も山田から話が出たことで口を開いた。「ドラマの撮影が3か月間あったが、最後までなじめなかった」と明かしたのである。
ドラマとは今年の1月から放送されていた『最高の人生の終り方~エンディングプランナー~』で、主演は山下智久だった。彼もジャニーズの大先輩でもある山下とは緊張して話せなかったのかもしれない。だが、他の共演者やスタッフともコミュニケーションのとり方が分からなかったという知念は、「ガムテープを見つめていた」と明かしたのだ。これには事態の深刻さを感じて、周囲の空気も重くなったようだ。
この日、番組に出演していたAKB48前田敦子は、ドラマで知念と共演していたのだが「控え室の隅っこでガムテープをいじってました」と、彼の言葉が大げさでないことを認めていた。
そんな知念をはじめNYCの3人に、江角は次のように話した。「“人見知り”というのは小学校低学年くらいまでの子どものためにある言葉だと思う。大人になってから『僕は人見知りなんで』というと自分を閉ざしてしまうのでは」そう説明すると、彼女は「“人見知り”を使うな」とアドバイスしたのだ。
“人見知り”と自分を表現することは、相手だけでなく自分自身にも無意識に世間との壁を作りかねない。まずはそれをやめようということだ。NYCのメンバー、特に知念がこのアドバイスをきっかけにコミュニケーションがうまく取れるといいのだが。若い彼らの力に期待したい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)