モーニング娘。の新リーダーが道重さゆみとなって初のシングル『One・Two・Three/The 摩天楼ショー』が7月に発売となる。プロデューサーのつんく♂によると、初回盤には同期ユニットによる楽曲がカップリングされる。そのひとつ、道重さゆみと田中れいなによる“ロッキーズ”の成長ぶりには彼も注目しているようだ。

5月18日の武道館公演で新垣里沙と光井愛佳が卒業。モーニング娘。は道重さゆみがリーダーとなり10人の新体制となった。その第1弾シングル『One・Two・Three/The 摩天楼ショー』はモーニング娘。として実に50枚目となるのだ。歴史を共に作ってきたプロデューサーのつんく♂にも、特別な思いがあるという。

6月4日につんく♂がオフィシャルブログ『つんブロ♂芸能コース』で、新シングルについて触れている。その中でも気になるのが新リーダー、道重さゆみと同期の田中れいなで、新体制では先輩格となった2人の成長をつんく♂が評価していることだ。

道重については「急にしっかりしてきたし、歌も急に良くなってきた」とつんく♂はいう。リーダーになったことで態度やパフォーマンスにまで変化が出たようだ。田中に対しては、「これまで『自分が自分が』という面があった」とつんく♂は見ていた。しかし「ようやくチーム全体から自分を見られるようになった」とその成長を認めている。

道重と田中の6期コンビからなる暫定的ユニット“モーニング娘。ロッキーズ”による楽曲が『私の時代！』である。つんく♂のモー娘。への願いが込められた作品であり、「現在、一番の先輩である彼女たちに歌ってもらいました」との彼の言葉からも、2人にそれを託したことが分かる。

今回のシングルでは、他にもタイプ別に9期による『アイサレタイノニ…/モーニング娘。Q期』や、10期による『青春ど真ん中/モーニング娘。天気組』がカップリングされる。それぞれにメンバーの個性をイメージして、つんく♂が書き下ろしたものだ。

また、両A面のうち『One・Two・Three』については、「メンバーの顔（声）がひとつひとつ見えてくるような10人全員での代表曲に仕上げたい」とギリギリまで時間を使ったそうだ。しかも「ダンスは相当ハイレベルなことにチャレンジしています」と楽曲、パフォーマンスと今のつんく♂のイメージが凝縮された作品となった。

この『One・Two・Three』はダンスショットMVが早くもYouTubeにアップされている。つんく♂とモー娘。10人の気合いが感じられる映像となっているが、それでもダンスショットの段階だ。7月4日のリリースに向けて、パフォーマンスも練れてくるのが楽しみである。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）