エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「汚れた人」から「ノブ」へ昇格。松坂桃李が世間の声に“大きな一歩”を確信。

NHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』に出演中の松坂桃李が、街中で彼を見かけた時の人々の反応についてブログで紹介している。今年の4月から朝の人気ドラマに出演しておよそ2か月半。世間での彼の呼び方が変化してきたらしいのだ。

『梅ちゃん先生』のヒロイン下村梅子(堀北真希)の幼馴染で、隣家に住む安岡信郎を演じるのが松坂桃李だ。父親に反発しながらもモノ作りの魅力に目覚めて成長する。梅子からは“ノブ”と呼ばれる仲である。ドラマの初回で、ノブは戦後の焼け野原で価値のありそうなモノを掘り出そうと泥やホコリにまみれた姿で登場した。

6月24日の松坂桃李のブログ『M-Storiy』では、そんな彼を見かけた人々の反応の変化に気づいた様子が紹介されている。横浜で来年のカレンダー撮影をしていた時のことだ。松坂の姿に気づいた子どもが「あ、ノブだ、ノブ!」と言うのが耳に入った。また別の場所でおじいちゃん、おばあちゃんに「あら、信郎」、「頑張ってね信郎」と声援を受けたのである。

「いやー嬉しいもんですね」と松坂は喜ぶが、今までは「『梅ちゃん家の隣に住んでる黒い人』や『あの汚れた人ね』と呼ばれていた」というのだ。確かにドラマ中で彼はシャツも顔もすすけたイメージがあるが、“汚れた人”の記憶しか残らないのは役者としても悲しい。世間での捉え方が変わってきたことは嬉しいものだ。「これは信郎にとっては大きな一歩です。頑張ります」と彼も活力をもらっていた。

そんな松坂桃李が主演した短篇映画『グッドカミング トオルとネコ、たまに猫』が、ショートショートフィルムフェスティバルでミュージックShort部門の優秀賞“シネマチックアワード”を受賞した。映画は3人組のバンドGood Comingの楽曲をモチーフに月川翔監督で撮影した作品で、「本当に嬉しかったです。より多くの方にこの作品を知っていただけたら幸いです」と松坂も受賞した心境をブログに綴っている。

ドラマに映画にと、今年も大活躍の松坂桃李。『梅ちゃん先生』でも、“ノブ”がいよいよ成功への道を歩むことになるようだ。“汚れた人”と呼ばれたことが懐かしい思い出となりそうである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)