AKB48を卒業する前田敦子が、テレビ番組『SMAP×SMAP』でソロ新曲を初披露した。AKB48としてSMAPとコラボする中で、新曲を初披露するという最高のシチュエーションに彼女も嬉しそうだった。
AKB48が6日の選抜総選挙を終えて翌日に収録した『SMAP×SMAP』が、11日に放送された。その中には前田敦子の姿は無かったが、別収録の“S・LIVE”ではAKB48の新曲『真夏のSounds good!』をセンターで披露した。
SMAPメンバーとのトークでは、中居正広から卒業について聞かれた前田敦子。「“おめでとう”でも“おつかれさま”でも、何を言ってもらっても嬉しいです」と心境を語ったが、実のところは「みんなと仕事しているので」と実感がないということだ。
続いてSMAPの楽曲『BANG!BANG!バカンス!』をAKBとコラボしたが、前田敦子は歌詞に「前田さん」が出てくるので「AKBに入る前から気になっていた」と明かす。その楽曲を、SMAP本人とコラボすることが実現したのである。本番収録では、そのフレーズを歌う木村拓哉が「♪前田さんなんてウチにはいない…“いたっ!”」と前田敦子の前でアドリブを効かせて盛り上げた。彼女にとってはそれだけでも最高の卒業プレゼントだっただろう。
この日は『真夏のSounds good!』~『BANG!BANG!バカンス!』~そして『君は僕だ』と、メドレーで披露されたのである。前田敦子の新曲『君は僕だ』は、香取慎吾の主演映画「LOVE まさお君が行く!」の主題歌でもありその2人の共演も叶ったのだ。
「8月27日に卒業ですかね…」というのが前田敦子の心境のようだが、着実にAKB48ではなくソロ歌手・前田敦子としても足場を固めている。そんな一連のパフォーマンスを見ていると、なぜか『BANG!BANG!バカンス!』の「前田さんなんかウチにはいない」の歌詞が切なく感じられたのである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)