みなさんは“女装男子”という言葉をご存知だろうか? 体は男性のままで、女装することを心から楽しむ男子のことを指すのだという。恋愛対象が男か女なのかは、人それぞれで異なるようだ。以前から“女装”に興味があったというお笑い芸人の日村勇紀(バナナマン)が、その“女装男子”を取材した。だが、日村は“女装男子”とは違う目的で女性の洋服に興味があったらしい。
“女装男子”は、夜の世界で働く美しい女性を目指しているようではない。10代後半の若い女性が昼間の渋谷や原宿の竹下通りをオシャレをして歩いているような、普通の女の子が好むファッションを楽しんでいる。
6月26日深夜放送の『幸せあやかりバラエティ バナナ・有吉のどハッピーポー』(テレビ東京)内で、“女装男子”の取材に向かった日村勇紀。待ち合わせ場所に現れたのは、21歳の身長170センチ、体重41キロのスレンダーな柴咲コウ似の男性。女装男子メイドカフェの店員だという。
まずは公園でインタビューをしたのだが、ここから日村は変な雰囲気を醸し出していた。相手が了解の上、日村はその“女装男子”と手をつないだり生足にタッチし出した。そしてキスをしようとした時にやんわり断られたのだ。その時の迫り方が生々しく、行為は台本通りかもしれないが、VTRを見ていたMCである相方の設楽統や有吉弘行がドン引きしている。日村は相手が男性とは分かっていたが、「なんか、ムラムラしてきちゃった」と真面目な顔で話していた。
その後、“女装男子”ら3人と一緒に原宿の竹下通りに向かった日村。彼らのような可愛いらしい女装を目指し、洋服を選ぶこととなった。「俺、足とか太いんだけど大丈夫かな」と真剣に選びながら、「せっかく着るんだから、かわいく着たいよね」と1時間も試着を繰り返した。ここの店内には“きゃりーぱみゅぱみゅ”風の洋服がたくさん並んでいる。その中で日村は、パフスリーブとフリルがキュートな白のワンピースを選んだ。金髪の巻き髪ウイッグを被った姿は、意外にもなかなか似合っていた。“キモカワイイ”が田中卓志(アンガールズ)なら、日村は“グロカワイイ”という感じである。
本人も女装には上機嫌で、演技ではなく“女装男子”体験は気持ちよかったそうだ。だが取材VTRを見終わった後、スタジオにいた日村が女装に対する本心を明かした。「女子アナと服の交換をしたい」という夢を語る日村。その交換した服を着たり色々何かをして、最終的に食べてみたいそうだ。どうやら“女装男子”と日村とでは、女装する喜びの種類は全く違うようだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)