エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「ファンにも楽しくないイベント」。AKB総選挙50位の石田晴香が“圏外で痛感”した思いを明かす。

AKB48第4回選抜総選挙で50位となりフューチャーガールズ入りを果たした石田晴香。会場でのコメントでは昨年の選挙で圏外となった悔しさと「武道館への思い入れ」を語った。その彼女がブログで圏外を経験した辛さを赤裸々に綴っているが会場でのリアルな気持ちが迫るものだ。

石田晴香は2010年の第2回総選挙では27位でアンダーガールズとなり、その年の選抜じゃんけん大会では2位を勝ち取った。しかし、翌年の総選挙では圏外となったのだ。今年の総選挙ではAKB関連グループも含む237人が参加したが、フューチャーガールズ入りする64位に届かない“圏外”メンバーは173人となる。

選抜常連メンバーによる上位争いのプレッシャーはブログやメディアで知られるが、圏外メンバーの辛さはあまり語られない。圏外経験者である石田晴香がブログ『Haru Can Doit』で昨年経験した“圏外の辛さ”をリアルに明かしているのだ。

「周りの席がスカスカになって、徐々に埋まっていくステージの席を眺めて…」と彼女は昨年の武道館での情景を思い出した。「投票してくださった皆さんに感謝の気持ちもその場で伝えられない状況」が何よりも辛かったという。

また「『もしかしたら』となけなしの希望をもって呼ばれる準備をすることは、とても悔しくて惨めでした」と発表前の心境を語る。残酷な事に結果が発表されて上位になるほど呼ばれる確率は低くなり、自分の中でもある時点で“圏外”を認識するのだ。

彼女の場合は前年が27位で、じゃんけん選抜でも2位を経験している。「去年の総選挙は消えてしまいたくなるほど辛かった」というほどショックは大きかったのである。今年の総選挙ではそんな思いはしたくなかった彼女だがやはり結果発表が進むたびに「今年も皆さんの票を死なせてしまうのか」と目の前が霞んでいくような状態だったという。

そんな石田晴香が総選挙について「獲得票数でメンバーの順位を決める。私達にとっても推しのために頑張ってくれている皆さんにとってももあんまり楽しくないイベントだと思う」と本音を語っている。一方でそんなシビアなイベントだからこそファンそれぞれの思いが詰まった一票の重みがあり「一票のありがたみを本当に感じます」と“6333票”への感謝を伝える。

彼女は“圏外”の辛さを味わったことで様々な事を学んだのだ。「順位に満足はしていない」「50位を受け止めて今出来ることを全力でやりたい」という石田晴香。来年の総選挙が実施されるかはまだ決定していないが、彼女とそのファンのように、熱い意志がある限り行われるのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)