エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「みんな赤いカーネーションでいいじゃない!」山咲トオルが我慢できなかった、心無い教師の言動。

漫画家でタレントの山咲トオル(42)が、ブログで母の日にまつわるエピソードを綴っている。彼が中学生の頃の話なのだが、このブログを読んだ読者から「私も先生の言葉で傷ついた経験がある」と、今でも忘れられない悲しい思い出をコメント欄に寄せているのだ。

今でも“母の日”に贈る花といえば、赤いカーネーションが多い。しかし同じカーネーションでもピンクなど赤の色にはこだわらなかったり、カーネーションではなく母親が好きな種類の花を贈る人もいる。母の日ばかりでなく、どんなシチュエーションでも贈る相手の好みに合わせて花の種類を選ぶケースも増えているようだ。

5月14日付の『山咲トオル 公式ブログ』では、中学校の美術授業の思い出が綴られている。

“母の日”が近かったからであろうか。カーネーションの造花を作ることになり、先生はある書類を見ながら「はい、あなたは赤い紙。あなたは白い紙ね、はい。」と材料の配布を始めたそうだ。以前は亡くなった母親には、“白いカーネーション”を供えるのが一般的とされていた。ブログで山咲は「ちょいと昔は何事にも、あからさまに区別することがあって、残酷なところがあった。」とし、“当時の先生にも悪気は無かったのだろう”と書いている。

しかし、机の上に置かれた“白い花用の紙”を、じっと見つめている友人の複雑な表情を見た山咲は黙っていられなかったようだ。「あのさ、みんな赤い紙でいいじゃない? ちなみに白い紙をどれくらい準備していたのか、見せてくんない? 先生やらしいわね。」と、先生に文句を言ったという。するとなぜか「目上の人に対する言葉遣いが悪い」と主題がすりかえられ、山咲は先生から怒られたそうだ。

この日のブログのコメント欄には、今では考えられないような幼稚園や学校でのエピソードが寄せられている。「お母さんの似顔絵を描く」、「お母さんにプレゼントを作る」というテーマが出され、母親がいない子どもに向かって「あなたは何か、好きな絵でも描いていなさい」、「お母さんがいなくても、とにかく何か作りなさい」と指導していたという先生たち。子どもながら先生に悪意が無いことも分かるのだが、だからこそ何も言えずに悔しくて悲しかったと、当時の心境が記されている。

今は多様な家族構成の家庭が多いので、“母の日”“父の日”に向けて何かをする授業は無いのだろうか。コメント欄にも、「子どもが通っている保育所ではこのような作業は無いですよ」との意見が寄せられていた。
(TechinsightJapan編集部 みやび)