エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「仲良しとは言わないで…」。徹子 VS 友近。終盤で友近がスタミナ切れか?

黒柳徹子の人気番組『徹子の部屋』に“徹子の部屋芸人”で知られる友近が登場。“モノマネ徹子”が本物の徹子を迎える奇妙な場面が実現した。芸人たちがおそれる黒柳徹子とスムーズにやりとりを続ける友近だったが、終盤にはとまどう場面もあった。

バラエティ番組『アメトーーク!』の人気企画“徹子の部屋芸人”では、『徹子の部屋』で本家黒柳徹子のムチャ振りやギャグに真面目に答えるリアクションに苦しんだ芸人たちが集まる。そこでは『徹子の部屋』に初めて出演する芸人が先輩の声を参考に対策をたてるのだが、その際に“モノマネ徹子”として相手をするのが友近なのだ。

その友近が5月25日放送の『徹子の部屋』にゲスト出演したのである。彼女にとっても5年ぶりで、前回の出演は当時交際していたなだぎ武と組んで“ディラン&キャサリン”でブレイクしていた時期だった。

驚いたのは、お笑いにはあまり関心が無いはずの黒柳徹子が、「アメトークで芸人さんたちが私にズタズタにされたとか言ってるんでしょ」と“徹子の部屋芸人”について知っていたことだ。もちろん、彼女はモノマネをする友近も見ており「私が言いそうなことをおっしゃるのでびっくりします」と感心したが、「でも、時々全然ちがうこともおっしゃるけど」といつもの調子で話していた。

その流れから、友近が黒柳徹子のマネをして黒柳本人がゲストになった設定で“徹子の部屋に徹子が訪れた”夢の共演が実現したのである。

“友近徹子”からムチャ振りされた“本家徹子”が、パンダの赤ちゃんの鳴きマネを披露。悪乗りした友近はラクダのマネまでさせて、あの黒柳徹子が『ボアッ』とラクダの鳴きマネをする展開となった。

さらには「若い男性の筋肉がお好きなのね?」と問われて“本家徹子”は「柔道の野村(忠宏)さんていう方の筋肉が一番だった。後はヨン様も良かったわね」と明かしていた。

こうして、“本家徹子”とほぼ対等にトークが進んだ友近だったが、最後に彼女のキャラクター“大物演歌歌手、水谷千重子”の話になった頃に“本家徹子”から突っ込まれる場面が出てきたのである。

水谷千重子のライブリサイタルをビデオで鑑賞すると、その中で豆腐を手にのせて踊るシーンがあった。「お豆腐はどういう意味なの?」と徹子から問われると、友近は予想外だったらしく「どういう意味?ときましたか…」と一瞬考え込んでいた。その後はなんとか理由をならべてしのいだが、友近がトークに詰まったのはこの時だけだっただろう。

水谷千重子のリサイタルでは、各地で共演してくれるベテラン歌手たちが彼女を「水谷先輩」と呼んでコントにもつきあってくれるという。「水谷千重子はそんな感じなので、『徹子さんはお友だち』とか言い出すかも」と友近が黒柳に振ったのだ。すると黒柳から「いいんですけど。うんと仲良しとは言わないで。『2、3回は会ったことがある』くらいにしといて。あと『徹子の部屋』に出たことは話してもいいです」と釘を刺されていた。

こうして“徹子 VS 友近”は終わったのである。“モノマネ徹子”として黒柳徹子とほぼ互角に渡り合った友近は、次から“徹子の部屋芸人”に対してさらに貫禄を見せることになりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)