お笑いコンビ、品川庄司の庄司智春がレディー・ガガのライブを観覧した際に、写真撮影をするべきか迷った様子をブログに綴っている。他の観客が撮影する腕が邪魔で「絶対に撮るもんか」と決意した彼だったが、ガガのパフォーマンスの素晴らしさに負けてしまったようだ。
レディー・ガガのワールドツアー「THE BORN THIS WAY BALL」の日本公演は5月10日、12日、13日とさいたまスーパーアリーナで開催され、延べ10万5,000人が彼女のステージに酔った。
その中に庄司智春はいたようだ。彼は5月15日に『品川庄司 庄司のブログ』で、そのことについて後悔と反省の念を明かしている。
先に触れておくが、テレビ『アッコにおまかせ!』でガガのライブを紹介した際に「マスコミは撮影禁止だが、観客の写真撮影はOKだった」と説明があった。庄司はその件を知らずにライブに臨んだところ、周囲の観客がこぞって撮影する姿に驚いたという。「よしもとのお笑いライブでは、まず写真撮影は禁止ですし…なんて太っ腹なんでしょうか?」と、彼もようやく撮影は可だと理解したのだ。
だが、今度はその撮影に疑問を感じている。まず、数万規模で一斉にフラッシュが焚かれると、真っ暗な状況を作り出しているステージが明々となるのだ。「バックダンサーのスタンバイが見えちゃっている。ヤダヤダ」と彼は興ざめしたのである。「カガ様のスタンバイがステージ明転前に見えてしまうんじゃないか?」と不安にもなったが、幸いそれはなかったようだ。
また、撮影する為に多くの腕が彼の前に伸びるため観づらくてしょうがない。内心でムカつきながら、庄司は「俺は絶対写真なんか撮るもんか!」と心に決めたのだった。
この時、庄司が観覧した座席は至近距離でガガを見られる「まさにスーパープレミアムな席」だった。その彼の前に、ガガが「バイクになっている」姿で現れたとき彼の決心は崩れた。「気付いたら持っていたiPhoneで写真を撮ってしまった。無意識でした…ごめんなさい。心に決めたのに…」と庄司は後悔していた。
前述の『アッコにおまかせ!』でやはりガガのライブを観覧したはるな愛が、「バイクになっている」レディー・ガガのパフォーマンスを解説していた。バイクに合体したかのように腹ばいになったガガが、ハンドル部分にあるキーボードを弾きながら歌うという。庄司が無意識に写真を撮ったのも納得のいく迫力だったのだ。
結局、撮影したその写真はブレていてよく分からなかったらしい。庄司は「たとえ写真撮影がOKだとしても、写真は撮らない方がいいとも思った」とライブを振り返る。彼は「肝心なパフォーマンスを肉眼で心で脳みそで完璧に見れていない」と記すと、「やっぱりあの最高の瞬間は、心のシャッターを押すべきだったんだ」と反省したのである。
ガガと比較する対象でもないが、幼稚園の発表会や小学校の運動会で親御さんがこぞって撮影する風景を見かけるが、「心のシャッターを押しているのか」少し気になった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)