AKB48の指原莉乃がソロシングル『それでも好きだよ』を発売する5月2日。AKBの公式ライバルでもある乃木坂46もセカンドシングル『おいでシャンプー』をリリースした。発売前から注目されていたこのライバル対決について、指原がテレビ番組で本音をこぼした。
中居正広と江角マキコ、そしてAKB48がMCを務めることで話題の音楽番組『火曜曲!』の5月1日の放送に乃木坂46が出演した。ひな壇には向かって左にAKBメンバー、右側に乃木坂メンバーが対極する形で並んだのだ。
大島優子によると、2組がこうしてしっかりと対面したのは初めてだという。確かにNHKの音楽番組で共演することはあるが、ゲームを競う場合が多い。“公式ライバル”の共演に、スタジオもどこか緊迫した空気が流れていた。だが、中居から心境を尋ねられた大島は「私達は別に…」と口にしており、ライバルとは意識していない様子だ。前田敦子や高橋みなみもそれにうなずいて同意を表す。一方の乃木坂メンバーは、「いつかは越えたい存在。憧れです」と答えており、まだ距離は離れているがAKBをライバルとしてとらえているようなのだ。
そんなAKB48と乃木坂46のライバル対決は、“指原莉乃VS乃木坂46”のシングル対決という形になっていく。“因縁の対決”と紹介された指原は、『それでも好きだよ』の赤いアイドルドレスに竹刀を肩に担いで登場。「おいっ! 怒ってるんだよ!」と乃木坂をけん制したのだ。
まあ、この辺りはバラエティ的な進行なのだが、ひとしきりコントを演じた指原が席について落ち着くと、中居が同日のリリースについて「しょうがないじゃない。誰が決めたかわかんないの?」と尋ねた。大島優子も「誰が決めたんだろうね?」とそれに反応すると、指原がムッとしながら「大人が悪いんですよ! 要は…」と本音を口にした為に周囲も笑うしかなかったのだ。
同番組では当面、指原莉乃の『それでも好きだよ』と乃木坂46の『おいでシャンプー』のシングル対決に注目していく。売上枚数で負けた方は、罰ゲームとして「内田裕也に説教される」という企画も組まれたのである。
実は後に指原莉乃ソロデビューシングル『それでも好きだよ』は、台湾、香港、シンガポールでも発売されることが分かった。番組の企画でその枚数がカウントされるかは不明だが、話題性で指原がリードしたことは間違いない。
乃木坂46としてはプロデュースする秋元康が「AKBを抜くグループにする」と宣言したものの、なかなか人気が追いつかない状況である。それだけに『おいでシャンプー』にかける思いは熱く、指原も油断はできないところだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)