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writer : maki

【エンタがビタミン♪】「あそこまで謝られては仕方ない」。猫ひろしがロンドン五輪不出場の真相語る。

タレントの猫ひろしがカンボジア代表としてロンドン五輪のマラソンを走る夢は叶わなかった。国籍の取得についての考え方など批判の声も聞かれる中で、彼は今どういう心境なのか。生放送で語る猫ひろしから伝わってきたのは“走る”ことへの情熱だった。

5月16日には『笑っていいとも!』のゲスト落合元監督と電話で会話して「4年後の五輪に向けて頑張ります」と語った猫ひろしが、翌日のテレフォンショッキングに登場した。やはり、話題はロンドン五輪を巡る一連の出来事に集中していた。

猫ひろし自身の口から語られたことではっきりした事がいくつかある。ひとつは2010年にカンボジアのアンコールワット国際ハーフマラソンで彼が3位となった時のことだ。

当時、先に連絡してきたのはカンボジア側だったという。「『一緒に頑張ろう』って言われた」ことから猫はカンボジア国籍を取り、ロンドン五輪を目指すために行動を始めたのである。

そしてもうひとつは先日、国際陸連が彼のロンドン五輪への出場資格を認めなかった時の詳細である。司会のタモリから「国籍を取って1年以上は住んでないといけないの?」と問われて猫は「そうなんです、でも知らなかったんですよ。僕も、カンボジア五輪協会も」と明かした。

その時、猫はカンボジアの関係者とスカイプによりお互いに表情を画像で見ながら連絡を取っていた。「カンボジアの人が『猫! ごめん!!』という感じで、ホントにすまなそうな顔をするんですよ」と猫はその表情を真似てみせる。その時に「そこまで謝られてはしょうがないな」と諦めがついたというのだ。

ロンドン五輪については吹っ切れた感の猫ひろしは4年後のリオ五輪への参加について語った。「その時は僕も39歳になるので、猫だったら3回は死んでる年齢」とジョークを挟みながら「体力と相談してからですね。でも、走るのはやめません」と可能性を示した。

彼はさらに、男子マラソンの元世界記録保持者ゲブレセラシェ選手が世界記録を30代後半で出したことを例に挙げると「マラソンはある程度年齢を重ねてからも力が伸びる」と話す。猫ひろしのコーチは42歳でフルマラソン2時間30分を切ったので「僕も42歳までは頑張ろうと思っている」と今後のマラソン計画も公表した。

タモリから改めて「(リオ五輪は)いけますか?」と確認されると「いけますね!」と答えている。猫ひろしの気持ちはすでに4年後のリオに向かっているのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)