芸能人の乗車したタクシーが交通事故に遭うというニュースは多い。先月だけでも黒柳徹子や椿姫彩菜が乗車中のタクシーで追突事故に遭っている。タクシー運転手も芸能人が乗車したということで妙な力が入ってしまうのかもしれない。そんな防ぎようもないこの手の事故に、なんとあの毒舌王・有吉弘行も遭遇していたことが明らかになった。毒舌芸人であり、人見知り芸人でもある有吉が当時の心の中の葛藤について語った。
有吉弘行は自身がパーソナリティをつとめる『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER 』(JFN系列)で、その事故の様子を語った。その日、有吉の乗車していたタクシーが高速道路からおりようとしたところ、いつも使う出口付近が工事をしていたのだという。運転手が、分かりづらくなっていた出口を通り過ぎてしまいそうになり急ブレーキを踏んだところ、後続車に追突されたのだ。
もともと首に持病があり、ヘルニア気味だという有吉。ぶつかる前から首に痛みを感じていたが、この事故の瞬間にも痛みが走ったのだという。しかし、事故後すぐに運転手に声を掛けられたときに有吉は「大丈夫です」ととっさに答えてしまったのだ。
その後、代わりのタクシーが来るまでの15分間、事故車の中でさまざまな思いが有吉の心をよぎった。首の痛みが増してきたのだ。しかし一旦は大丈夫と答えてしまっている。急に痛いと態度を変えることで“ゴネた”と思われるかもしれない。有吉は「(ゴネたと思われるくらいなら)首が取れたほうがマシだ」と、痛みを訴えることをしなかった。首が取れてニュースになれば、運転手も「本当は痛かったんだ」と美談にしてくれるのではないかと想像したようだった。
さらに、もしこのまま病院に行って“ヘルニア”と診断を受けても元々の持病もある。その診療代をどう請求したらいいのかと、これまたしばし考え込んでしまった。結果「まあ、我慢だろうな」と、痛みを訴えることなく帰ってきてしまった有吉だった。
実際のところ、現在多くのレギュラー番組を抱える有吉にとって、通院は難しいのかもしれない。しかし、若手のお笑い芸人と同様、いまだに身体を張る仕事も多く出演している有吉だ。大事に至る前に治療することをオススメしたい。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)