昨年、セレーナ・ゴメス（19）のFacebookページをハッキングした英国人の男に、12か月の実刑判決が下された。超人気者のさだめとは言え、ストーカー被害からハッキング被害に至るまで頭の痛い問題の多いセレーナだが、とりあえずこの実刑判決により数あるトラブルのひとつは解決できたことになる。

人気アイドル、セレーナ・ゴメスのFacebookページがハッキングされるという被害を受けたのは、2011年1月のこと。セレーナのステップダッド、ブライアンさんであると自らを偽りセレーナのアカウントにアクセスすることに成功、ハッキング行為に至ったというギャレス・クロスキー（21）は、セレーナと順調交際を続けるジャスティン・ビーバー（18）に少なからず憤りを感じていたのだろう。「ジャスティンは最悪！」などという悪質な書き込みをした上、愚かにもセレーナのプロフィールページを編集する自身の姿を撮影し、動画をYouTubeに投稿するという大胆な行動にも出ていた。検察によるとクロスキーはセレーナと親友デミ・ロヴァート（19）の間で交わされた個人的なメッセージを公開した上、「セレーナとジャスティンがやり取りしたメッセージをリークしてやる！」などと語り、悪質な脅し行為にも及んでいたようだ。

これら一連のハッキング行為により、クロスキーは今年2月に逮捕され今回ようやく実刑判決が下ったわけだが、今回の判決がストーキングやハッキング行為に対する抑止力になれば何よりである。

ちなみに昨年秋には悪質ストーカーに接近禁止命令が下ったばかりのセレーナだが、人気者ゆえに今後もこの類のトラブルを完全に回避することは不可能に近いだろう。身辺の警備を徹底する、SNSの管理をプロに任せるなどの自衛が不可欠であろうが、セレブのさだめといえかなりストレスフルな私生活であるに違いない。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）