現在、静養の為に入院中の松井珠理奈が出演したドラマ『ブラックボード~時代と戦った教師たち~』(TBS系)の最終話が4月7日に放送された。予想以上に重要で表現が難しい役柄を松井珠理奈が熱演。ネット上でも彼女の演技に感動したとのコメントが飛び交っている。
ドラマ『ブラックボード~時代と戦った教師たち~』は4月5日~7日の夜9時から連続3夜で放送された。放送前には戦中、戦後を描いた第1夜で主演した櫻井翔が最も話題となっていたようだ。あわせて女教師役で大島優子が共演したことも大きく取り上げられていた。
松下奈緒が主演した第3夜の学級崩壊編では、松井珠理奈が生徒役で出演することも話題になったが、やはり月9女優でもある大島優子がより注目を集めたことは否めない。
第3夜の内容は、松下奈緒演じる中学校教師、滝沢桃子が担任するクラスが転校生の大宮正樹(神木隆之介)の為に学級崩壊へと向かうところから始まる。そのクラスの学級委員を演じたのが松井珠理奈だ。彼女の役どころは高校入試命の母親に不満を抱きつつ受験勉強に没頭する広河まなみ。英語の授業中に数学の問題集を解いていることを担任から注意され、反感を持つ。
まなみはその担任の滝沢が大宮をマンションの自宅に招くところを目撃して尾行する。滝沢は学力が追いついていない大宮に勉強を教えるうちに慈しみから抱きしめるが、窓から覗いたまなみは事情を知らずに2人の姿を携帯電話で盗撮するのだ。不満を抱く担任が、同級生の大宮と淫行まがいの行為をしたと勘違いしたまなみは写真を学校の掲示板にアップして大騒ぎとなる。
ところが滝沢は淫行を否定はするが、大宮との約束で一切事情を黙秘する。裁判所でも黙秘を続けて事実を語らない滝沢の姿に心を開いた大宮が、自ら事情を明かしたことで傍聴したまなみが自分の誤解に気づき泣いて詫びるのである。エンディングでは学級委員のまなみが黒板に『私の夢』として「医学部合格」と自らの夢を書くと、クラス全員が夢を寄せ書きして担任の滝沢へ感謝を伝えた。
概要でも分かるように、松井珠理奈が演じた広河まなみは重要な位置にあった。あるいは第1夜の大島優子よりもそれは重かったのではないか。彼女がこのドラマの撮影を終えた直後に静養の為に入院したこともあり、ネット上では「大泣きしたよ」、「脇役と思ったがイイ役だった」、「演技が上手くなった」、「体調不良の中よく頑張った」など彼女の頑張りや感動を呼ぶ演技へのコメントが相次いでいるのだ。
秋元康は松井珠理奈の静養について無期限と話しており、彼女の体調が心配なくなるまで復帰は難しい。しかし、入院前にこのドラマで与えたインパクトは大きい。6月6日の第4回選抜総選挙までに松井珠理奈が復帰すれば、票にかなり影響することは間違いないだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)