4月2日に行われたフジテレビの新入社員懇親パーティーには、歌手の和田アキ子も登場して祝福した。その時の様子を和田はテレビ番組で語ったが、新入社員が緊張して床に正座していたというのだ。いったいパーティー会場で何が起きたのか。
企業では新入社員の入社式が行われる時期だが、フジテレビが行った新入社員懇親パーティーは草なぎ剛が司会を務めたうえにさだまさしや郷ひろみ、そして和田アキ子が祝福の言葉と歌を贈るというテレビ局らしいものだった。
4月8日に放送された『アッコにおまかせ!』でそのことが紹介された。フジテレビ広報担当への取材では「口を開けてボケッと見ていた男性新入社員に活を入れていただいた」とあり、和田らしく厳しく祝福したようだ。
そんな和田アキ子を目の当たりにして、新入社員も『本当に怖いんだ』と肌で感じたのだろう。立食形式のパーティーだったが和田があいさつする間は全員が床に正座していたのである。
この時の様子を和田自身が語った。「25人全員が床に正座したのよ!」と実は彼女もその光景には驚いたようだ。さらに「“ハイ”と返事する時には膝に手を置いてしろ」と注意された新入社員達は、その後の返事が裏返っていたという。
また、和田が名曲『あの鐘を鳴らすのはあなた』を歌って祝福すると、女性社員には感動して泣き出す者もいたのだ。
彼女の冠番組『アッコにおまかせ!』がTBSであるのにもかかわらずフジテレビが招待したのは、和田アキ子ならばきっと何かを新入社員に伝えてくれると期待したからだろう。
和田アキ子はこれから芸能界を相手にする新入社員にとって厳しさと感動を知らしめた。フジテレビの期待にしっかりと応えたのである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)