女性や子どもの人権保護を目的に活動する台湾の婦女救援基金会が10日、公式ホームページ上で「最も恥ずかしいボランティア」として、ある座談会への参加者を募集している。仕事内容は、お菓子を食べながらアダルトビデオを観賞し、その後座談会を行うというものだ。

主催者側は今回の座談会の目的について、長期的にアダルトビデオを見ている人の“心の声”を聞きたいとしている。ネットユーザーからは、「日本のビデオか外国のビデオか」という質問が寄せられたそうで、それについては未定だが、これまでのネット調査によると、台湾では日本のアダルトビデオが好まれていることがわかっており、人気作品を使って観賞者の意見を聞く考えだという。

座談会への応募資格には、18歳以上の男女で、「アダルトビデオ観賞歴5年以上」、「“蒼井そらとは深い仲だ”と思っている」、「かつてAV女優に同情した経験がある」などが挙げられている。ボランティアの募集定員は20人だが、募集開始から一日で60人の応募が集まり、そのほとんどが男性だそうだ。

また、座談会だけでなくネット上でアダルトビデオに関するアンケート調査も行う予定で、5月中旬には成功大学、清華大学など4つの大学で講座を開き、アダルトビデオが実生活に与える影響について考察していくという。
（TechinsightJapan編集部 片倉愛）